渓梅一朶香
人が訪れないような渓谷にも
梅の木があり、香り高く花が一輪咲いている
誰に見られることがなくとも
密かに、けれど精一杯咲いている
渓梅一朶香
(けいばい いちだ かんばし)
踊りの師匠に教えていただいた言葉
禅語だそうです。
本日、とある読書会に参加し
その時に自分が選んだ本が
『言葉』をテーマにしたエッセイで。
その本を読んで
ふと、言葉集めをしようと思った。
以前から
好きだな~と思う言葉は
スマホにメモしたりしていたのだが
鉛筆で紙に書き記してみる。
鉛筆で字を書くなんて小学生ぶりだった。
当時はシャーペンを使うことがなんか大人になった気がして
鉛筆なんてダサいと思っていたが
改めて鉛筆を使うと
…すごく心地がよい
黒鉛が紙にこすれる音
使うほどに芯の先が丸くなる感覚
筆圧で変化する濃淡
鉛筆ってエモい!!!!
…
そんなこんなで
渓梅一朶香
表に見えることは本当に氷山の一角で
人目につかないところで
その何倍も努力と継続がなされている
なにかにつけ
ひしひしと感じています。
関東4都県に緊急事態宣言が再び発令され
計画を見送る必要が出てきたときは
ガーンと落ち込みましたが
いや待てよ
ということは
今は自分に向き合う時間だよ、と
神様が教えてくれている
そう思うことにしよう。
今年はよりいっそう
誰に見られることなくとも
コツコツ鍛練していくことを
大切にしたいと思います。
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