友人の3回目の感染に思うこと

フランスに住む友人が3回目のコロナ感染をした。
勿論、ワクチン接種は済ませている。
彼女はもともとmRNAワクチンに限らずワクチン接種自体に否定的なので、本当は接種したくなかったようだけど、今のフランスではワクチン接種をしていないとまともな社会生活が営めないような状態だから、不本意ではあるけれども諦めて接種していたようだ。
一回目の感染は2020年の秋だったから、ワクチンもまだ無かった頃。
1年半も経たずに3回!
今は入院まではいっていないみたいだけど、結構しんどいらしい。
自前の抗体+ワクチンの抗体があっても普通に感染してしんどいって、季節性のインフルエンザみたいだ。
同じようにワクチンを打ちながらも複数回感染してる人って、結構な数いるんだろうな。
ワクチンには重症化を防ぐ効果はあるということだけど、それもどの程度どうなのか、結局のところ、個人によって違うだろうし、確かめようがない。
その人達は、「感染したけど重症化は防げたんだ」、と心をなだめつつも、正直「なんだかなぁ」って感じなんじゃないだろうか。

とりあえず友人には「これ以上のbooster接種はいらないんじゃないの」と伝えたけど、国はこれからもせっせとワクチン接種を進め、それに伴う規制も強めていくのだろう。
友人に、「フランスはもう自由の国じゃないね」と言ったら、「まるで囚人だよ!」と返ってきた。

ありがたいことに、日本は欧米ほどの感染爆発を起こしていないから、接種義務化や未接種者が社会生活を送る上で著しく不利になるような状態にはまだなっていないけれど、これからどうなるかわからない。
どうかこれからも、接種/未接種の自由が守られますように、これ以上の差別や分断が起こりませんように。

そして、なにより友人の体調が早く良くなりますように。

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