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日本人が知らない気と魂と見えない力

今でこそ「気」とか「魂」とか「見えない力」とか、当たり前に使っているけど、20数年前の私なら、「何言っちゃってんの?」って、少し呆れて返していたでしょう。

アロマセラピーや気功のような代替療法を学ぶ前、私はガチガチの理系の世界にいて、科学的な根拠のないことに対してまるっきり信頼していませんでした。

私のような業界にいると、「気」「魂」「見えない力(エネルギー)」なんて、日常会話に出てくるし、誰もがその存在を認めていますが、一般社会ではこんなことを真面目に語っていると「大丈夫?」って思われる。のかもしれない。

だから私も、ついついこの業界に向けての発信が多くなってしまうのですが、そうでない「一般社会」に向けてもちゃんと発信しようと思い、
「気」「魂」「見えない力(エネルギー)」は、机上の空論、ファンタジー、オカルトなのか?と言うことを検証します。


「気」の存在とその役割

これについては、先日も書いたので繰返しになりますが、人間の身体を流れる「電気」のようなものです。

ご存知の通り、私たち生命体には「生体電流」という電流が流れており、それによって神経の伝達がされています。
最もわかりやすいのは、私たちが触れると動く「タッチパネル」は、指先から出る微弱電流を利用しています。

この電流を流れているものが「電気」です。それを東洋思想では「気」と言っています。
そう言われると、「気」の存在は認められるかと思います。

では、その「気」が何をしているのかというと?
生体電流は、脳から発生する電気を流して神経細胞に情報を送り、全身に流れています。
その理屈から考えると「気」も同じです。ただし、「気」は脳だけでなくありとあらゆるところから発生し、流れるので若干イメージが違いますが、役割は同じで全身に情報を届けるモノです。

全身の「流れ」を調える。それは、情報の流れ、神経伝達の流れを整えます。その流れ自体が「エネルギー」と呼ばれるものになります。
これは、生体電流も「気」も同じ。

言ってしまえば、生体電流を調えること。これが「気功」です。

「魂」とは何か?

よく「アロマセラピーは肉体、心、魂を調えるトリニティトリートメント」と言われたりします。

肉体はわかるけど、「心」も「魂」も見たことも触ったこともないので、何かわかりません。
でも、「心」はなんとなく存在が分かります。脳とは違う、私をコントロールする存在「心」があることは、否定する人はいないと思います。

でも「魂」って何?
人が亡くなると、魂だけが残って「人魂(ひとだま)」として浮遊しているなんて言います。どうやら肉体とは別物らしい。

びっくりして「たまげる」は、「魂が消える」と言う意味でだそうです。沖縄では、驚きすぎると「マブヤー(魂)が抜ける」と言って、魂が抜けると言います。(ちなみに抜けた魂を拾いに行きます) 
魂ってなんだろう?ってますます思います。

魂って、実は色々な解釈があります。
一番一般的なものがこちら。

生きものの体の中に宿って、心の働きをつかさどると考えられるもの。古来肉体を離れても存在し、不滅のものと信じられてきた。霊魂。たま。「—が抜けたようになる」「仏作って—入れず」
心の活力精神気力。「仕事に—を打ち込む」
それなしではそのものがありえないくらい大事なもの。「刀は武士の—、鏡は女の—」
(多く「…だましい」の形で)そのもののもつ固有精神。また、気構え。「大和 (やまと) —」「負けじ—」

goo 辞典

でも、哲学ではこのように考えます。

“魂"とは、けっし て純粋な思惟や統覚といつた点的な主観ではなく、感情や欲求、生命の営み全 体を包みこむ動的な実体を意味する。 人間に生まれついた諸々の欲望――性欲、 金銭欲、名誉欲、支配欲など一

魂にとって”知る”とは何か?納富信留https://www.wakate-forum.org/data/tankyu/32/02.pdf

魂は、英語ではこのように表します。
soul (魂、精神、霊、人、本質など)
spirit (生命力、生気、気性、霊魂、意図、潮流、精神など)
ghost (幽霊、僅かな可能性、霊魂など)
anima (生命、魂、男性の無意識内にある女性性)

微妙に少しずつ意味合いが違います。一般的にたくさんの語彙を持つものは、その言語圏において重要だったものであることが多い。
日本語で「魂」と一言で表現することに、英語にはこれだけの単語があります。
これらを見ると、私たちが「魂」と言っているものがなんとなく見えてくる?

「本質」のようなものかな?と、私は捉えました。

魂とは、私と言う人間を作る「本質」
それが、肉体的なものであれ、精神的なものであれ、それ抜きには私を語れない、またそれがあるからこそ私である、と言い切れる根拠となるもの。
最後、「もの」って書いてしまったけど、それが、結局目に見えるものではないので、どこにあってどのように変化するのか(しないのか)は、結局わかりません。

ただ、私の本に書いた「3つの宝」精・気・神(しん)に当たるものだろうと思います。
は、その人の個性や才能と私は表現していて、が傷付けられれたり、蔑ろにされるとその人の魅力が激減します。本人も生きる意味を見失う。
だから、は何より大事だと思っています。

そう言う視点で考えると、魂が磨かれるとか、魂が輝くという意味がわかるかな?と思います。
つまり、人として成長することが、その人の本質を高めることになり、魂が磨かれる、魂が輝くと言うことになるのです。

見えない力(エネルギー)とは?

「見えない力(エネルギー)が動かす」なんて言うと、オカルトのようですが、力やエネルギーはたいてい目に見えることはなく、目に見えていることはエネルギーによって動かされている現象です。

そう考えると、アロマセラピーやアロマアナリーゼを受けて、やる気が出た!よく眠れる、と変化が起きたとするなら、「見えない力(エネルギー)」が働いた、と言えるでしょう。
それは、アロマセラピーやアロマアナリーゼに限らず、
コーチングやカウンセリングもで同じことが言えるし、もっと広げると友達とおしゃべりをして気持ちが軽くなったなら、それも「見えない力」が働いたことになります。

つまり、私たちはほぼ毎日「見えない力」によって動かされているし、それは特別なことではなくて、その結果も効果もよく知っているはずです。

それにも関わらず、そのエネルギー源が「アロマセラピー」や「占い」だったりすると怪しいと言う。
でもそのエネルギー源がコンサルティングやジムだったりすると、健全と言う。
その区別の方がよっぽど「怪しい」。その基準が「怪しい」。

書を捨てよ 町へ出よう!

これまでに経験したことや知っていることだけで生きることは、自分の視野を知らず知らずに狭めることになります。
本当は見えていることでも、見えなかったことにしてしまう。

知っている人は知っていると思うけど、私は「見える人」です。
街中を歩いていて、時々見かける「パラレルワールドの人たち」は、普通に街中に馴染んでいて、おそらくあなたにも見えているはずです。
だけど、見えるはずがない、ここにいるはずがない、という脳内の常識がそれを打ち消すのだろうと思います。

自分の視野は狭い。常識は狭量。知識は足りない。
そう思って町へ出てみてください。見えている世界も、知っている世界も全く違う世界に見えます。

そして、怪しいという先入観を捨てると、突然これまでの謎が解けたりします。

気の世界、魂の求めるもの、見えないエネルギーを本気で見つめてみてください。
人生はもっと楽しくなるし、思った以上に深いです。

まだまだ遊び足りない。

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