春になると思い出す

春のこの雰囲気が嫌いだったんです。子供の時は。
ソワソワするだけでなく、どことなく怠惰な空気感が苦手でした。

新しいクラスでの自分のポジションや
季節感の捉え所の無さや
「どこに身を置けばいいのかわからない」という感じ。

でも、最近はこのふわふわした感じが好きだし、何か新しい自分に出会えるような期待感も生まれていて・・・
この感覚はなんだろう？と、振り返ってみたら

開業時のあの空気感です。
2006年4月。
ホームページさえ作れば、サロンに予約が入ると思っていた、超甘々な開業でした。
もちろん、名も無きアロマセラピーサロンVertMerは誰の目に触れることもなく、予約など入るはずもなく・・・

開業と同時に「誤算！」という感じでした。

え？
一体何から始めれば良いの？と、とりあえずブログを書きました。
それでも、大海に石ころを投げ入れたくらい全く何の影響も無く、何も起こらない。
先輩セラピストに招待されたmixiというSNSに登録してみました。
何かよくわからないまま始めて、時間潰しにあれこれ見ていたら
「セラピスト交流会」なるものを発見！！

こう見えて初めての場所は苦手。どうしようかな〜、と逡巡したものの、このままでは何も変わることはない！と、一大決心をして参加してみました。

そこで出会ったセラピストの中に、今でも仲良くさせてもらっているオザティ（小澤智子)さんがいるんです。
これもある意味運命の出会いです。

実は下戸の二人

ここから、いろんな人に出会うことになるし、いろんなことにチャレンジしました。

時間はあるから、とにかく動いた。
それが、春。4月、5月の出来事でした。
風が爽やかで、光が明るくて、見るもの触れるもの全てが、私にとって新しいものばかりで、いつもワクワクしていた気がします。

五行では春は「青春」です。
まさに、あの時は青春だったかもしれません。
成長発展しかない青々とした季節。

あの時のようなワクワクする出来事は減ったけど、それでも春の光や風でデジャヴュのように思い出す空気感は、とても心地良いものです。

そんなことを思っている間に、あっという間にゴールデンウィーク。
ゴールデンウィークが終われば、暑い夏。

夏は夏で、サロン経営には課題が多い季節です。