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あなたの心が冷えて固まる前に

最近、ゆっくり誰かと話をしたことがありますか?
ただおしゃべりをするだけでなく、今自分が考えていることや、これからのこと。
悩みまでいかなくても、なんとなくしっくりきていないことや、モヤモヤしていることを話す機会ってありますか?

セラピストという仕事をしていると、多くの方のお話を聞く機会があります。
それも割と「深い話」を聞くことが多いです。
当然ですが、私は第三者としてお聞きするので、皆さんはある意味で気楽にお話しされるのではないかと思うのです。
その場限りの話という感じです。
もちろん守秘義務もあるので、私が誰かに話すこともありません。
とは言え、赤の他人に赤裸々に自分のことを話すことは、誰だって憚れます。
初めて会う場合は尚のことです。

だから私も、その話が全てだとは思っていないし、そこで聞いた話だけがその人の問題だとも思っていないので、私が何か解決しようとか、お力になりましょう。と思うことは、あまりありません。

ただ、こうやって話を聞くことが、とても大事なお役目なのだろうと思うのです。

かつて、カウンセラーをしていた頃、話を聴くことだけで誰かを助けることは無理だと、その仕事を途中で辞めてしまいました。
その後アロマセラピーと出会い、話を聴くだけでなく、香りを「処方」することでその人の助けになれるのではないか。と期待を抱きました。
話した内容と香りの記憶が、その人のお守りになるのではないかと思ったからです。

それがアロマアナリーゼであり、気香アロマアナリーゼです。

香りがあることで、話をしやすくなるし、話すことは、放すことだし、香りの印象を話すアロマアナリーゼは、自分とも切り離されているので、話しやすくなるのではないかと思います。

結局
誰かに聞いてもらえる
話せる

という、とてもシンプルなコミュニケーションが、安心感を生み、心の余白を作るのだろうと信じています。

歳を重ねるごとに、誰かと本音で語ったり、弱い部分を見せたり、ちょっとした自慢話をしたりすることが難しくなってきます。
でも、誰にでもある欲求です。
人と触れ合うというのは、肌を寄せ合うことだけではなく、耳を傾けてもらえること、目を見てもらえること、そんなささやかなコミュニケーションで、それがなければ、私たちは寂しくて心が疲弊しちゃうのだろうと思います。

だから、アロマアナリーゼもアロマセラピーも、本当は孤独な大人にこそ利用してもらいたい。
あなたの心が冷えて固まってしまう前に、話をしてみませんか?


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