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物語を通して描くということ


このnoteを書いている今、まさにフィードバックに向かう道中です。
先週末に講習の最終目標、物語を描くという宿題(正確には書けるところまでで良いから書き進める)を提出しました。
もちろんここからどうブラッシュアップしていくかだとは思いますが、まさか6回で、正確には今回は5回目でとりあえずでも出せるとは・・。
自分でも想像していませんでした。

佐渡島さんが前回の講習の最後で宿題を出された時は、「最後まで描いてみてください」という話でしたが、そうは言ってもみんな別の仕事もあるでしょうから、とりあえず、ここの章でこういうことがあるでも良いと大友監督が補足をしてくれました。
しかし、私はここで甘えると自分の性格上最後まで行けないから今回で一回は描き切ってみようと目標を立てて取り組んだ3週間。
なんとか先週まだ粗い状態ではありますが物語の初めから終わりまでを書いて提出しました。

その過程を今回は本当の意味でのリアルタイムでご報告です。


今までの講座で出来上がっていたもの

ほぼ参加者全員が宿題を提出しているので、以下のものはできています。

1企画書(2回め提出物)
2物語ラストシーン(3回め提出物)
3物語最初のシーン(4回め提出物)


で今回は、物語全部。この1−3は全員共通1度はできているものです。

で、私でいうと、佐渡島さんが企画書と物語は行ったり来たりしながら直っていくものと最初の方の懇談会でおっしゃっていたので毎回1の企画書をブラッシュアップしています。当然の如く、少しずつ、テーマやコンセプトは変わったりしています。そして、前回も紹介しているベストセラーコードや物語の法則と言った本参考に、プロットも書き足したりチェックしたりしています。
最初は提出せずにひっそり直していたのですが出している方を見てから厚かましく一緒に提出して一緒にフィードバックしてもらってます。(汗
(前回は企画書ではやりたいことがわかると言われる始末・・・)


こんな感じのプロットを最後まで今回は作り、さらにそれぞれのキャラクターもこれらの本を参考にチェック、書き出しました。

そして、2は3を提出する際に脚本に直して書き直しています。
で、今回はそれを小説にもう一回戻しました(汗


つまり物語も企画書も何度も推敲している状態。
今回はラストシーンは小説で最初提出していましたがそれと前回脚本で出したものを見比べながら直した感じです。

これは単純に私の性格から来ていて幼い頃から一つのことをきちんと納得できないと進むのが苦手という特徴があります。
今でこそ割と諦めてガサツにブログに(いやそれでも何度もチェックはしているのですが)アップしたりしていますが、本当は何度も何度も見直したり書き直したりするのは好きな方、というかその方がすっきりと先に進めるのです。
これは意外に今回書き切れた理由だと思っています。
何度も書き直し考えてきていたので割と最初と最後(しかも1に至ってはラストシーンとエンディングを一度間違えて出してますので、私はラストシーンからエンディングまでが既に今回の宿題の前に一度は書き終わっている状態)は書きやすかったのがありました。


今回全体を書くにあたって意識したこと

元々、とりあえずは全部出来上がっていたプロット。
で、前回の講座のアウトプットでも記載しましたが

“感情が先にはこない 出来事があって、それを受けて感情が動いてアクションになる。”

ということを前回の講座で習っていたので、まずそもそもこのプロットが出来事があって感情が動いているかというのを確認しました。
これは書き終えた後にも再度毎回チェックしました。

ちょっと既にどの本で読んだのかも探さないと分からなくなっているのですが、私が今回の講座を受けることにして読みあさった本の中に「シーンは基本的に何かを受け取って感情が揺れ動き結論が出て次のシーンへと移っていく」ということも読んでいたのでなるほどと。とりあえず全部のシーンがそうなっているかをチェックしていった感じです。
そしてプロットはかけていましたがその後の王道の流れに沿っているかはチェックできていなかったのでそれもチェックしました。

6:試練・仲間・敵(実験)
7;危険な場所への接近(準備)


と言った感じ。
小説などを書く才能があれば良いんでしょうけれどそんなものは「ない!」と割り切り、ひたすらロジックに当てはめて考えていった感じ。

でも逆を言うとこの道標を作っていたので結構その辺は楽だったかなあと思いました。多分頭の中だけでこれを構築すると私には組み立てられなかったなと思っています。


さらに言えば、このロジックでどのページがどこにあたるのかなども自分で割り出してスピード感を持ちました。
これが良いか悪いかは本日わかるはず・・。




出来上がったリズムと良い様な悪い様な癖

そんな感じで提出した先週。
今週はもう考えても分からなくもなっていたのでほとんど自分の作品には手をつけていません。

でも自分の作品を描くリズムというのは少しつかめました。
講座に参加して色々な作家さんの話などに目を通す様になりましたが皆さんなんらかのリズムを持っている様子。
私の場合は一度どこまで描くと決めて描く。次にそれを手にする時は頭からそれを読んでいって直しながら進み、またどこまでと決めたところまで描く。

そんなリズムができてきていました。
ま、1週間空いたのでそれがまたできるかはわかりませんけれど。。


そして最近気がついた良いのか悪いのか分からない癖があります。
元々ステージは仕事で関わっているので、ついつい客として何かを見にいっても、ここがああなっていて、なるほどあそこは・・などと見てしまうのですが若干、映画についてもそんな癖ができてきています。
特に物語の構成。

ここがこうなっていて、お、この時間でこう来るのか・・みたいな。

この癖はどこかでとっぱらいたいなあと思ったりします。
役者を目指していた時はそういう視点で見ない様気をつけていて、それはできるのですけれど映画を物語を作る側の視点で見てしまう日が来るとは・・

まあ、それだけどっぷり浸かっているのかもしれませんが。

さ、これから恐ろしい(?)ドキドキのフィードバックです。

怖い・・・帰りたい・・


ここは何度繰り返しても変わらない気がします。

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