大きな転機

アデレードという街へ１週間かけて車でゆっくり移動しています。

この決断に辿り着くまで、何ヶ月も考え、決断する前の数週間は毎日泣きながらどうするべきかを考えてやっと決断することができました。

私はオーストラリアのゴールドコーストというところに住んでいたのですが、そこから南へ下ったアデレードという街へ向かっています。

noteではスペイン旅行のことばかり書いていますが、自分の記録用にも今の気持ちを書いていこうと思います。

なぜアデレードへ移動しようと決意したか？

『新しいところに住んでみたいから』

新しいところへ住んでみたいという願望から移動という結論に至りました。が、移動しようと考え始めたきっかけはビザです。

オーストラリア在住、10年以上になりますが、未だ一時滞在できるビザだけで、永住権は持っていません。２年間のワーホリを終え、この8年、ずっとビザのことを考えて行動してきました。ある時は、オーストラリアに残るために学生ビザを申請してしたくもない勉強をしてみたり。ある時は、永住権を取るためにまた、違う勉強をしたり。とにかく、この8年、ビザのために行動してきました。
今、保育士として永住権を取得するべく奮闘しているのですが、現在のオーストラリアの法律では結構難しかったりします。それが今の私です。

海外で住むということは、必ずその国に住むためのビザを持っていないと住むことはできません。

現在は、コロナビザというビザを持っているのですが、来年の2月頭にビザの有効期限が切れます。それと同時に来年1月いっぱいで今持っているビザの廃止が決定しています。私は、幸運なことに、ギリギリ今現在持っているビザを更新できるのですが、今回は半年の更新となります。（今年の9月までは2年または1年のコロナビザ延長が可能だった）

となったとき。

自分はどうしたいのか？

ということを自問してみました。何度も自分に聞いてみました。

まずは、ゴールドコーストで働いていたセンター（保育園のような所）を辞めるということ。
ゴールドコーストへこのままいたとしても、保育士として永住権を取得することは不可能だったため、他の州へ移動する？と聞いてみました。

今のセンターを辞めることも、他の州へ移動することも考えた瞬間ワクワクしたのを覚えています。

が、同時にとてつもなく大きな不安が出てきたのも事実。

ゴールドコーストで働いていたセンターにて辞めると決意して上司に話をすると、ビザのスポンサーの条件が揃い次第すぐにスポンサーする手立てする、幼稚園の先生になるための勉強するんだったら、スポンサーはもちろんのこと、学費も会社が負担してくれるからあなたが払う必要ない。という誘惑が次々とマネージャーから提案され。それに加えて、今年からずーっとお世話をしてきた愛する子ども達がいます。

新環境へ行くことはワクワクしますが、同時に新しい職、住む場所、人間関係が始まるということ。

心のどこかでは、ずっと、移動しなければならないというか。移動することになるだろう。とわかっていたように思うのですが、新しいところへ飛び込む勇気がなかなかでず、ビザが切れるギリギリになって

移動する！

という決断を下すことになりました。

決断してからも、色んな誘惑があったのですが。
その誘惑のたびに、

私は何がしたいのか？

という質問へ戻りました。

そうしていくと、ある後悔が出てきたのです。

それは、ワーホリ時代に色んな場所へ住まなかったこと。

ワーホリ時代、ブリスベンに到着し、すぐファームへ移動。その後、半年ブリスベンで働いた後メルボルンへ７ヶ月滞在するもブリスベンの天気が恋しくなり、また元の場所へ戻ってくる形になりました。その後、7年ブリスベンに滞在。

その時の時間が無駄だったとは一切思っていないのですが。
色んな場所に、色んなところに自由に行ける時に住んでいたらなと何度か思ったことがありました。

ブリスベンは、7年以上住んでいたこともあり、友達もいれば、道もわかるし、どこに何があるか大体把握している状況で。ぬるま湯から出るほどの決意ができなかったのですが。ワーホリで来ている子たちと会うたびに、３ヶ月ごとに住む場所を移動しているんです。などという話を聞くと、なぜ私はそうしてこなかったんだろう？他の場所にももっと住みたい！と思っていたことを思い出しました。

私にとっての喜びは、もちろん、定住はしたいけれど、新しいものを見ることだ。

ということを再認識。

ゴールドコーストへ引っ越してきてからもう、早２年。
そして、今まで訪れた場所で一番好きな街に今、住めていたからこそ、移動するという選択肢は簡単な決断ではなかったのですが。

ビザを更新するとして、これから８ヶ月ほどの時間がある中で、この貴重な時間はビザのためではなく、自分のためにオーストラリアを満喫しながら住んでいきたいという願望に辿り着きました。

これから先、この選択を後悔することがあるかもしれません。

でも、自分のやりたいことワクワクしていることに初めて、周りの目やこうしなければならないと言った感情に振り回されることなく決断できた気がしていて。不安はもちろんありますが、これから待ち受ける未来に対しても、期待する自分もいます。

生活が安定するまでは色々あるかとは思うのですが。

アデレードまでの道中。色んな景色を見て、楽しみながらのんびり安全運転して移動できたらと思います。

全く違った記事になりましたが。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

スペイン旅行の日記は最後まで書くのでそれにもまた、お付き合いしていただけると嬉しいです。

jigen