格助詞の僕とブタの物語
意味不明と思われると思いますが、遊んでいると思ってください。
古典の格助詞を用法ごとに、僕とブタの物語として現代語に置き換え、創作したものです。
ブタがいる
僕の愛するブタ
ブタの名前は花子
ブタの花子が昼寝している
このブタは僕のだ
大学でブタの生態を学ぶ
大学を出る
卒業しわが道を行く
北海道に出張する
夕方になる
札幌に着いた
思いがけず、花子に会う
恋仲になる
食事に行く
美しさに幻惑される
花子に告白される
親に会わせる
堀北真希にも劣らない
愛に愛を重ねる
教会へ行く
花子と結婚する
花子豹変し鬼となる
その所行、悪魔と変わらない
皿、茶碗、雨と降る
お互い「バカ」とののしり合う
僕と花子との夫婦喧嘩
家より飛び出す
宵より降り出した雨
ビルの合間より風が吹きつける
いつもより冷たく感じる
花子からメールが来る
部屋にて待っている
手料理にてごちそうする
私のわがままにて、ごめん
ハートの絵文字して返信する
二人して生きていこう
僕をして謝らしむ
これは「格助詞なんて面倒」という文法嫌いな生徒のために、古典の格助詞は現代の用法とほとんど同じで、記憶しなければならないのは、同格・比喩の「の」、即時・手段の「より」の四つだけだということを説明するために考案したストーリーです。
教師ってよっぽど暇なんだな、などという声も聞こえてきそうですが、こんなくだらぬことでも、バカみたいに考えあぐねる日々です。
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