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あなたのせいではない。


21/04/28

ちいさいころ、親の態度や反応、言動でたっくさんたっくさん傷ついてきたあなた。
ものすごくこわかったし、心細かったし、自分なんてこの世にいないほうがいいんだって思うほどに、悲しい悲しい体験だったとおもう。

でもね、ひとの親になってみて、はじめてわかったことがあるよ。

あのとき、あの場面の親の冷たい態度、心ないことば…
あなたはずっと、自分のせいだと思っていたかもしれないけれど、何ひとつ、あなたには非がないということが。

親の言動が、子どものせいであるなんて、1ミリもないのだということが。

それらはただ、親の未熟さゆえのことで、親の持っているインチャの傷、その日その時の体調、日々の生活をまわしていくための余裕のなさ…

そういういくつもの要因がからみあって、
親自身がいっぱいいっぱいになってしまった結果、
子どもに対して心ないことばとして向けられたり、
冷たい態度としてあらわれてしまったり…

ただ、それだけのことなのです。


あなたからしてみたら、

だって、わたしのことが本当に大切で愛しているなら、そんな冷たい態度を取ったり、ひどく怒ったり、心ないことばをぶつけたりしないんじゃないの!?

という疑問がわくのも当然なのだけど、

なんというか、それとこれとは別次元というか…


子どもが大切
ということと
親の傷がうずいて、ひどい態度をとってしまう

というのは、ほんとうに、どうやら別次元にあるようなのです。

納得がいかないかもしれないけれど、そういうものなのです。


だからね、何が言いたいかというと、

ちいさいころに感じた

「わたしのせいで、お母さん(お父さん)が大変な思いをしている…」
「わたしのせいで、お母さん(お父さん)が怒ってしまった…」

というのは、まったくの思いこみで、あなたのせいではぜんぜんないのだ、ということです。


このことに気づくのに、わたしも長い時間がかかったよ。


ちいさいころの親の態度にたっくさんたっくさん悲しい思いをして、ぜんぶ自分のせいだって思い込んできた、あなた=ちいさい頃のわたしへ。

ほんとうにほんとうに、あなたのせいなんてことは1ミリもないのです。

大人になったわたしから、過去のあなたへ。
そして、いまも共にいてくれるあなたへ。

たくさんのたくさんの愛と光をおくります。







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