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私の中の龍 #3

【「熱田さん」に通うようになった理由】

摂社の「神知我麻神社」には恵比須様と大黒様が祀られていて、最後にそこへお参りに行った。ずっと雇用される人生だったので、商売繁盛なんて自分には縁の無いものと思っていた。でも今は、今年こそ個人事業主としてしっかり行動していかなければと、人生で初めて商売繫盛をお願いした。それがちょっと新鮮で、嬉しかった。


そんなふうに一人「熱田さん」を巡りながら、毎月来ようと決めていた。ただなんとなく、そうしようと思っていた。商売繁盛をお願いしながら、自分も頑張って行動していくことを定期的にどこかで表明したかったのかもしれない。
そうして、その年に入ってなぜか「熱田さん」へ通うようになった。



それから次の月も「熱田さん」へ行った。またその次の月も行こうとしていた前日に、師匠にzoomで会う機会があったので、私がなぜ急に熱心に「熱田さん」へ行くようになったのかを訊いてみた。それは、何か縁ができたからそこへ行くようになったとのこと。もしかしたら、そこの神社のことを調べたら、何かわかるかもしれないということだった。

師匠というのは私の星読み(ヘリオセントリック占星術)の仲間であり、オラクルカードの先生でもあり、いつも私の悩みにたくさんの助言をくれたり、こういう世界のこともいろいろと教えてくれたりする。私にとっては師匠のような人、だからここでは師匠としておく。
星占いくらいはなんとなく知っていたけれど、このヘリオセントリック占星術という星読みやオラクルカードがスピリチュアルな世界に属するものだとは知らなかった。スピリチュアルの世界のこともほとんど知らず、スピリチュアルとサイキックが日本では混同されていることも知らず、ただちょっと不思議で怪しい感じのする世界と思っていた。ちょっと話が逸れ過ぎてしまうから出会ったきっかけも知ったきっかけも割愛するけれど、このヘリオセントリック占星術に出会ったことをきっかけに、スピリチュアルの世界を知ることになった。

ここまで話したついでに話しておくと、龍というものが本当に存在するのかどうか、いるのかいないのかということについて、私はそのどちらかということを特に考えていない。私のイマジネーションの世界にあるものを、目の前に取り出して見せることはできない。だからといって、存在していないとは言い切れない。私は私の世界にあるものを否定しない。信じているかどうかというより、受け容れるというスタンスでいる。



それで、早速「熱田さん」について調べてみたが、どの神様の縁もピンとこなかった。日本の神様自体が、あまり馴染みがない感じでいたというのもあるかもしれない。そのうち何かピンとくることがあるかもしれないと、そのことは置いておいて瞑想を始めた。
ここで冒頭の「その龍の子は、部屋の窓から入ってきた」につながる。


 一周して、ようやく話がつながった。

そんなふうに「熱田さん」のことを調べた後、瞑想しながらその龍の子に出会ったものだから、これはもしかして「熱田さん」の龍かもしれない、心当たりがあると思ったというわけだ。
「熱田さん」と縁ができたのは、この龍との縁だったのだと思った。

続く……

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