私の中の龍 #11
【弧龍の役割】
その数日後、今度は「あなたと共に働きたい龍とご縁をつなぐ」ワークを自分でやってみた。
最初はおかしな龍が出てきたけれど、その龍は引っ込められてしまい、代わりに弧龍が出て来て私にこう言ってきた。
「僕ではだめなの? 」
彼曰く、自分は君がこの仕事をしようと決めた時から一緒にいたから、そのことに関して誰よりもよく君が考えてきたことを知っている。だから、僕ではだめなのかと。
師匠は、私がそれでよいのなら契約し直しということで、もう一度弧龍に会って話してみるように言った。
私はもう一度イメージの世界に潜り込んで、弧龍に会いに行った。
そこに現れた彼は目が涙でいっぱいで、今にも泣き出しそうだった。
そして「僕でいいの?いいの?」と訊いてきた。答えがイエスでもノーでもどちらでも、感激の涙か悲しみの涙かがあふれ出しそうだった。
答えはイエス。あらためて私の仕事のために一緒に歩いてくれることになった。でも、長い間ついた習慣は抜けず、相変わらず彼にはいろいろなことをお願いしている。
こんなふうにして、私はようやく龍たちに対する認識がはっきりした。先に書いたように、それにともなってガラッと大きく扱いが変わったわけではなく、以前と変わらず過ごしている。ただ、弧龍のおまけのようにいた黄陽の存在がはっきりしたので、彼に単独でお願いすることも出て来るようになった。
私の中の龍たちはこんなふうにして私のところへ来てくれて、私と共に成長しながら、何かしらを果たそうとしている。
龍のお話はここでおしまい~
次が最終回です
次回は「心の中に住んでいる飼い犬のくぃ」のお話を少し……
お楽しみに!
続く……
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