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人との縁が切れるとき

産後に考え方が大きく変わり、それとともに関わる人も変わりました。

今までとてもお世話になったけど、違和感が大きくなって距離を置こうと考えた時があります。

それでも、「ご縁は大切に」という言葉が引っかかってなかなか離れる決断ができない時がありました。


そんな時、この言葉に救われました。

人との縁が切れそうな時は「流れに身をまかせる」


流れというのは上から下に流れるように、

勝手に力を抜いた方に流れていくものだから。

なので、どうなるかわからない時は、執着なしにその流れに身を委ねてみる。

自分の力で、離れまいと力を入れて踏ん張っても

ご縁が切れそうな時は、流れに身を任せたほうがうまくいく、ということを何かで読んだ。


例え一旦別れたとしても、

本当にご縁がある人とは、

別れてもふさわしい時にまた会えたり、

一緒になったり、復縁したりと繋がるもの。

どっちが上でも下でもなく、

どっちが幸せでどっちが惨めでもないものです。


私の経験では、

実は旦那とお別れをした時があって、その時もこの言葉に救われたんです。

別れたくなくて執着していたけど、流れに身を任せてみようと力を抜いて

「私一人でも幸せと思えるようになろう」と心に決めて一人で踏み出すことに。

結果、しばらくして復縁し、今では息子を授かり幸せな毎日を送ることができています。

はじめて「ご縁」について考えた出来事でした。


最近の悩んだ別れは、

20代の期間とてもお世話になった方。

それまではメンターのように慕い、尊敬していて

若くて何も知らなかった私は、世の中や大人のマナーを教えてもらいました。

色々な行動を決める時にも相談して、その通り動いていたつもりです。

ですが、産後いろいろな違和感を覚え、

一緒にいることが心地悪く感じるようになってしまったのです。

そして、距離を置くことを決めたけど

「関係を切ろうとしてる」

「感謝の気持ちはないの?」

とこれまでのことを盾にして言われることがあり

なぜそんな考えになるんだろうと余計気持ちが離れてしまいました。

その方は「人との縁は切ってはいけない」と考える方で

私が離れようとしていることがわかると

「子供に人との付き合い方をちゃんと教えるために、この関係は大事にしてほしい」

とも言われました。


考え方は人それぞれ自由です。

私が考える「ご縁を大切にする」とは

結びつくこともあれば、ほどけることもある。

関係性があるときに、相手に敬意を払い

相手を敬い、感謝して、私利私欲なしに

相手との関係を大切にするもの。

と捉えています。


ご縁は自ら切ってはいけないと教える人もいるけれど、

人は変化する生き物。

考え方や生きるステージが変われば

自ら離れることだってあるものです。


「都合がいい時は頼ってきて、自分勝手だ」とも言われてしまいました。

心から慕い、敬意を払っていたことは事実です。

ても、産後のライフスタイルや優先順位、価値観が大きく変わってから、

関わった時に違和感を感じて、気持ちを伝えたけれど理解してもらえなくて、

悩んだ末離れることをよしとしました。

それでも自分勝手と捉えられてしまうのであれば、仕方がない。


私が別れる時に意識したのは、できるだけ相手を悪く言わないこと。

周りに言いふらしたりしない。

相手には相手の考え方があり、私には私の考え方がある。

それがズレただけ。

どちらが正解でも不正解でもない。


生きるステージが変わったのだと理解して、これからは自分の人生を歩んでいきます。

大きな別れには大きなエネルギーを使ってしまうけど、

振り返ってみると、その分大きな学びになったと気づけます。

これからも「ご縁」について考える機会があるかもしれない。

そのたびに、人生の学びとして向き合っていきたいと思います。

力まず、自然の流れに身を任せて。






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