いい母親になるための準備はしなくても大丈夫
私事ですが、現在2人目を妊娠中です。
1人目が産まれてから、育児を通して、自分の本質と向き合うことができ、私の価値観はがらりと変わり、職種や働き方まで一変しました。
人それぞれ、感じ方は違うと思うけど、私にとって育児は修行でした。
子供の頃から、母のお手伝いはほぼしてこなくて、料理や掃除などの家事はあまり好きじゃない。結婚してからも家事はかなり適当にこなしてきたタイプです。それよりも、自分がそのときにやりたいことを優先してきた気がします。
そんな私が自分のことは後回しにして、子供のために動くなんて。育児ってこんなに大変なんだと、思い知らされました。
2年以上、息子と生活してきて、今ではだいぶ料理の腕は上がり、掃除や洗濯など家事全般をそれなりにちゃんとできるようになりました。やらないと生活が回らないので、それでかなり鍛え上げられた感覚です。
いい母親になる準備?
子どもが産まれる前までは、身近にいた大人から「いい母親になるには準備が必要だ」と言われてきて、
ということを言われてきました。
たしかに、ぜんぶそのとおり。それをできる状態で母親になった方がかなり余裕を持って子育てできるでしょう。
でも、私はそれを言われ続けて正直かなりプレッシャーでした。できていない自分が母親になるなんて。まだまだ自分はダメだという感覚がいつもありました。
親は子どもに成長させてもらっている
子育て中の今思うことは、
「子育てをする前にこれらを習得しなくてもなんとかなる」ということ。
子どもが産まれてから、実際その状況になってみないとわからないことばかりで、その前に想像でこれらを習得するなんてとても難しいと思うんです。想像してできることじゃない。育児の大変さは想像の遥か上だったから。
それよりも、私は母親1年生という感覚で、子どもと一緒に母親として成長していくものなのだと思います。
私が身近な大人に言われてきたことは、
「親が子どもの先に立って、成長させていく」ような考え方に感じます。
対して今の私は、
「親も子どもと一緒に成長する」
なんなら
「子どもに成長させてもらっている」ような考え方です。
大人たちは、「いい母親になるために、こうした方がいい」なんて、若い女の子やこれから母親になる人を煽らないであげてほしい。
私なら、
「母親になる前にできなくて当たり前。一緒に成長できるから大丈夫だよ」と言ってあげたい。
母親3年生
今の私は、子育ては3年目に入った。
母親3年生です。
1年生の時よりはきっと、余裕を持って子育てできるんじゃないかと思います。
でもまだ3年生。
学年が上がるたび、その都度課題があるのだと思うけど、その度に子どもたちと一緒に成長していけばいい。
そんな気持ちで、2人目が産まれてくるのを楽しみに、今を過ごしたいと思います。
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