【#5 飛行機note】 燃料の適正量って?
飛行機好きから偶然に飛行機先生に遭遇。以来、素人な質問を投げかけてたまに呆れられながらも丁寧に答えて下さり、飛行機への関心深まるのSora*noteです。
#4 飛行機noteのダイバートから、「万が一に備えて多めに燃料を積めばいいじゃん」て思うのですが、積み過ぎると重量が重くなって燃費が悪くなります。長時間のフライトは十分な燃料かつ多過ぎない「適正量」が求められます。
途中の気流が向かい風だと負荷がかかるし、目的地が悪天候ならダイバートを予測して多めに必要、搭乗者数の人数(重量)によっても変わります。様々な条件を総合的に判断して燃料が計算され、最終的に機長が燃料をチェックするのだそうです。そもそも航空機に必要な燃料の量は航空機メーカー(ボーイング社やエアバス社)の過去のデータとそれぞれの機体に合わせた適正量があり、その上で航空会社の過去のデータから必要量が数値化されていて、一つ一つのフライトごとに距離・天候・重量などなどのデータを考慮して燃料が割り出されるのだそう。多めに積んだ方が良いのですが、積みすぎると先にも書いた通り重過ぎて負荷がかかり燃費が悪くなるのだそうで、省エネフライトを目指している昨今は必要以上に多すぎる搭載は控えられているようです。
一般の車がガソリンスタンドへ行って「レギュラー満タンで〜」というワケには行かないのですよね...^^;
最後のチェック時の機長判断で「あと少し追加して」という依頼をすることもあるそうで、飛行機先生も多めに積む方なのだそう。どのくらい追加するかは人により、またフライトにより異なるそうですが。
少し遅れて出発した時は出来るだけ定刻に到着すべく速度を上げることもあるのだそう。速度を上げると当然 燃料の消費が早くなり、海外の場合だと目的の空港近くで燃料計を見ながら、速度と時間を考えて操縦しているとのこと。それを聞くと、遅れを取り戻して到着した時はパイロットさんが頑張ったのだなーと有り難い気持ちになります(追い風の場合もありますが)。一つ一つのフライトに心から感謝です。
燃料の話題から、次は燃料を飛行機のどこに積んでいるのか?というお話しへ、#6に続きます。