【#４６ 飛行機note】 ANAさんの7月、JALさんの8月

#44 航空機事件、#45航空機事故...心痛むお話になりますが、今回で最後。事故から学び 忘れないための特別な月、ANAさんの7月とJALさんの8月について。

1971年7月30日の全日空機雫石衝突事故、そして1999年7月23日の全日空61便ハイジャック事件、この件以降 これまでの事件・事故を風化させることなく、安全推進と保安強化への意識を高めるために、ANAさんは7月を安全推進と保安強化の月にしているとのことです。

そしてJALさんの8月。1985年8月12日の日航機123便、30年以上経った今も必ず報道されます。当事者ではありませんが、思い出すことがあります。前職の神戸の会社で勤務していた時、東京までの出張に飛行機は禁止でした。価格は新幹線とさほど変わらず「会社の規定」...くらいにしか思いませんでした。後に代表に聞く機会があり、飛行機禁止の理由は『日航機123便の事故でお取引先の方が亡くなられたから。危険が少しでもあるなら控えるべきだと思った』とのこと。その理由を聞いてから、もう１０年以上経ち、日本の大手航空会社で死者を伴う大きな事故はなくなり、今は会社の規定も変わったかもしれません。でも、8月が巡ってくるたびに従業員の無事を願う代表の言葉を思い出します。

事件や事故の歴史があって改善を繰り返して、多くの方々の犠牲や努力の上に今の安全が成り立っていると感じています。でも気が緩めば些細なことでも大事故に繋がるジェット旅客機、航空会社さんの最大最善の安全運航は本当に大変なことだと思います。心から感謝と尊敬の気持ちと...そしてソラのお仕事に関わる皆さまの心と身体の安全を願っています。