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【#6 飛行機note】 燃料は飛行機のどこに積んでいるの?

飛行機好きから偶然に飛行機先生に遭遇。以来、素人な質問を投げかけてたまに呆れられながらも丁寧に答えて下さり、飛行機への関心深まるSora*noteです。

#5の飛行機に積む燃料の話題に続いて、今回は燃料を積む場所についてです。ズバリ翼の中です!左右に伸びる大きな翼の中に燃料タンク...初めて知った時は驚きました。既にご存知の方はすみません...そんな基礎知識を、なんておっしゃらずに。

ANAさんのWEBサイトに分かりやすい説明がありましたので、引用させていただきます。『ANA Trivia Vol.11 飛行機の燃料タンクはどこにある?(2016.03.17)』から。

燃料タンクがあるのは、左右にのびる主翼の内部。その理由は、主翼にかかる負担を軽減させるためです。飛行機が飛ぶとき、胴体は重力によって下に引っ張られ、翼は気流によって上へと力がかかります。仮に燃料タンクが胴体にあるとすると、重くなった胴体はさらに下に、軽い翼はさらに上に引っ張られ、その負担に耐えきれなくなってしまう可能性があります。そんな事態を防ぐために、主翼に燃料を入れて重くし、主翼が必要以上に反り返らないようにしているのです。

燃料の量については...

機種にもよりますが、長距離路線を飛ぶボーイング777には、およそ17万リットルもの燃料が積まれています。その量、ワインボトルにするとなんと22万6666本分、重さにして約140トン。

これだけの量が主翼に収まるのですね、ほんと飛行機ってすごいです。ANAさんの情報に感謝!です。

引用元:ANA Trivia Vol.11 飛行機の燃料タンクはどこにある?

さらに凄いと思ったのは主翼に燃料を入れるよう設計したこと。ライト兄弟が初めて飛行機を飛ばした118年前、それから戦争の歴史とともに戦闘機として開発と進化を繰り返していきますが、「より遠くへ飛ばしたい」という願望から燃料問題はつきまといます。当初は胴体部分に燃料タンクがありましたが、ANAさんの燃料タンクの説明にあるように、大きくすると重くて落ちてしまう。ならば主翼に燃料を!という発想した人って偉いっ!て思いませんか? 翼に燃料を入れることでバランスが保たれ、燃料も多く積むことができて、そこから飛行距離が伸びたのです。

今ではアメリカやヨーロッパへのフライトは当たり前の感覚ですが、長距離フライトを可能にした主翼の燃料庫って凄いなぁと改めて思います。