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刺繍とは喜びや悲しみが込められたものがたり~インドの作り手との対話より~

こんにちは!そらとひとです。

昨日は、刺繍ブランド「itobanashi」とのコラボで、東京・広島・コルコタをつなぎオンライン展示販売会を開催しました!

ゲストは、itobanashi代表デザイナーの伊達文香さんと、itobanashiの2020年春夏の新作ストールを作っているコルコタのNGO Sashaのリタさん。リタさんはアパレル業界でのキャリアを活かし、現在はSashaで、商品開発のほか、複数の村の作り手たちのマネジメントをされています。

インドがロックダウン!春夏新作が届かない事態に

昨年夏から制作してきたitobanashiの2020春夏新作、なんとコロナでインドがロックダウンされ日本に届かない状態が3-4か月続いていました。その間は刺繍生地でマスク制作をしたり、予約販売を始めたり、様々な工夫で危機を乗り越えたitobanashi。やっと届いた新作たちを全国のitobanashiファンにオンラインで紹介したい!との想いに共感し、インドのものづくりに触れるオンラインイベントを共同で開催させていただきました。

布をさらりと身に纏う

イベント前半は、コルコタから参加したリタさんとの新作制作ものがたりを伊達さんから紹介いただきました。

リタさんが布をさっと広げ、さらりと身に纏う姿がとても印象的だったという伊達さん。インドの女性にとって、「布」がとても暮らしに密着したものだと伝わってきます。

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喜びも悲しみも刺繍に込めて

女性たちが思い思いに刺繍をする姿というのはインドの村では、良く見る光景。一刺し一刺し、繊細な営み。女性たちはいったい、何を思って針を刺すのでしょうか?

リタさん曰く、楽しいときは楽しい刺繍を、親戚の叔父さんが亡くなったなど、悲しいことがあるときは、悲しみを込めて、刺すのだとか。そうきくと、この少年の顔はちょっと寂し気だな?とか、こちらの少年は能天気には楽しそう?!だとか、まるで絵本のように、刺繍からものがたりを読み取れるようになります。

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こちらは、「山」をイメージしたデザイン。伊達さんは宮殿のようなデザインということでPalaceストールという商品名をつけていますが、リタ曰く、インドから見えるヒマラヤ山脈が描かれていると。

わたしは勝手に「水面」と呼んでいました。
あなたは、何に見えますか?

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そらをこえて、ひととひとをつなぎたい

リタさんへのQ&Aを楽しんだ後は、伊達さんによる商品紹介。

コロナ禍で、ここ数か月対面で商品のストーリーをご紹介できないジレンマがありましたが、リモートで商品紹介させていただく体験もとても楽しいものでした。

▼ジャパネットタカタ風?広島の伊達さんが商品のものがたりを、蔵前のそらとひとでオーナーのコヤス(上から2番目)が着心地をかたりました。

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イベントには、東京、広島、そして愛媛からも、多様な方々が参加くださいました。コロナ禍でさまざまな課題がありますが、一方でコロナ禍だからこそ、コルコタのリタさんと、日本全国のてしごとファンがつながれたとも言えます。

そらをこえて、ひととひとをつなぎたい。

そらとひとのビジョンの実現に向けて少し、前進。そんな嬉しさを感じたイベントでした。

参加くださったみなさま、ありがとうございました!作り手と買い手をつなぐ、そんな場をこれからも作っていきたいと思います。


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