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ケニアの女性たちに笑顔を~Basket Gardenの新アイテム入荷!~

ケニアの自然素材、サイザル麻をつかったかごバッグのブランド「Basket Garden(バスケット ガーデン)」新作のサイザルクリアトートを入荷しました!

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ハンドメイドのサイザルバスケットの上にクリアトートを重ね、中には巾着が入っています。バスケット、クリアバッグ、巾着はすべて取り外して別々に使うことができます。

マチがあるのでスマートフォンや折り畳み傘、ストールなどたくさんの物が入れられます。カゴバッグでありながら上品な雰囲気のバッグは、ビジネスでも、オフの日でも活躍します。カラーはオレンジ、ホワイト、ブラック、ネイビーの4種類です。お気に入りのバッグを探してみてくださいね。

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「Basket Garden」のストーリーとケニアの女性たちの今Basket Gardenはケニアの女性たちによる、てしごとのバスケット商品を扱っています。代表、山口遥さんにケニアでのものづくりの背景やコロナ禍でのチャレンジについて伺いました。

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▲ケニアでものづくりに取り組む山口遥さん。

ーBasket Gardenのものづくりの背景について教えてください

サイザルバスケットは古くからケニアの女性に伝わる手工業で、それぞれの地域で編み方が少しずつ異なっています。
今、私が一緒に仕事をしているママグループはナイロビからバスで3時間ほどのマチャコスにあるカタンギグループ、沿岸部に近い乾燥地ボイにあるムルルグループの2つです。
約3年前から交流をしている彼女たちには、色んなことを教えてもらっています。ケニアはアフリカの中では女性の社会進出が進んでいる方だと言われていますが、地方ではまだまだ男女の格差が大きいのも現実。地方での女性の仕事は家事・子供の世話・家畜の世話・農作業。その中で手編みのサイザルバスケットは昔から彼女たちの大事な収入源となってきました。

私たちは彼女たちが一つ一つ丹精込めて編み上げたバスケットを買い取ることもあれば、こちらの仕様書を渡し詳細を話しながらオーダーすることもあります。彼女たちの編んだバスケットに、ナイロビの工房で持ち手を付け、日本に輸出するのです。
一つ一つが時間をかけて丹精込めて編まれたものだからこそ、とても温かみのあるバスケットが出来上がります。

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ー現地のママグループとはどのような関係を築いているのですか?

2019年には、より地方にあるムルルグループの技術向上を目指し、トレーニングを数回開催しました。彼女たちはより伝統的な手法を守ってきており、他のグループと比べても、とても綺麗に編むことができます。しかし、多少創作性に欠けるところもあります。
創意工夫が得意なもう一方のカタンギグループのリーダー、ペニーナを講師として呼び、四角に編む手法や、海外とのやり取りの際に必要な心掛けなど、色んな話をしてもらいました。この機会はお互いにとって、非常に良い経験となりました。

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また、別の回では、バスケットに革の持ち手を自分たちで付けることで付加価値を付けるなど、より多く販売につなげるためのトレーニングなども行いました。数回のトレーニングを経て、彼女たちと私たちの信頼関係も深くなりました。現地を訪れると、いつも娘のように歓迎してくれるんです。彼女たちの意識も徐々に変わってきており、最初は商品の扱いもぞんざいでしたし、納期も守ってもらえたことがなかったのですが、今ではそれも改善されてきており、自分たちのバスケットに誇りを持って仕事をしてくれるようになりました。
グループの女性たちの中にはシングルマザーがいたり、両親を亡くしてグループのママたちが親代わりとなり面倒を見ている子がいたり、人生模様も様々です。それでもみんな楽しそうにおしゃべりしながら毎日バスケットを編んでいます。

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ーコロナ禍で活動に影響があったと思いますが、現地の様子は?

コロナ禍の今年4月、5月にケニアへ行き、ママグループと直接やり取りをしてオーダーしてきました。それがクリアトートなどの新商品です。新型コロナの影響で海外からのオーダーも極端に減り、バイヤーも来ない厳しい状況でも、彼女たちは日々頑張ってバスケットを作っていました。
私達が訪問したら、笑顔で歌とダンスで迎えてくれました。リーダーのペニーナは「私達の娘が来てくれたよ〜」と喜んでくれて、とても嬉しかったです。

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▲リーダーのペニーナ

今はなかなか現地に行けない状況ではありますが、今後も彼女たちとの繋がりを大事にし、一緒に良い製品を作り上げていけたらと思います。
また落ち着いたころには現地でのトレーニングも再開させ、彼女たちの収入改善と、バスケットの品質向上を目指したいです。
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ケニアの女性たちにとって貴重な生活の糧であるバスケットづくり。作り手の皆さんが、毎日お互いに助け合いながら頑張って商品を作っているというお話は、遠い地にいる私たちにも元気をくれますね。

先ほどご紹介した新作バッグも含め、ケニアの女性たちのてしごとの温かみを感じるBasket Gardenの商品はこちらでお取り扱いしています。
ぜひ一度ご覧になってみてください。



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