見出し画像

3Dプリンタフィラメントを自作して展示するまで [展示編]

先日開催されたつくばmini Maker FairにてVernacular Cookbookという同人誌の販売と展示を行いました。その時のことを何回かに分けて書いていこうと思うのですが、今回はまず展示について書いていこうと思います。

画像2

左から、

・カニの殻を織り込んだ3Dプリンタフィラメントで作った野球ボール 

・コーヒーの豆かすフィラメントから作ったコーヒードリッパー

・海岸に流れ着いたママレモン容器で作るキーボードのキーキャップ

日常の中で捨てられゆくモノに着目し、素材を砕いてフィラメントにし、 3Dプリントしてみることで新しい意味を見出すことに挑戦しました。

画像3

👆ボードには素材の産地を記して、素材の背景を覗き見れるようになっています

再生素材を使ったモノ作り、というと、例えば再生紙だったり、スターバックスさんのやっているコーヒーの豆かすを使って店舗の内装材を作ったり、というような活動が有名ですが、企業レベルで取り組むものであって、だいぶ敷居が高いと感じられている方が多いかもしれません。ですが、調べていくうちに、一個人でもこのような活動ができる環境が徐々に揃い始めていることがわかってきました。

ツールを揃えて、手順を踏まえれば、身の回りの様々なモノが、あなたのモノ作りの素材に変わります。その面白さを伝えられれば!という思いで展示を設計していきました。

同人誌の販売

画像5

画像4

展示した場所が同人ハードウェアフェス枠(合法的にハードウェアに関するモノを売ることができる場所)だったので、この機会に得た自作フィラメントのノウハウを同人誌にまとめて販売しました。

イタリアからFelfilという家庭用フィラメント生成機が出されていて、これを使ってフィラメントを自作するTipsを料理本のレシピのようにまとめています。Boothでも販売しているので興味持たれた方は是非ご購入を。。。!

次の投稿では、フィラメントを自作するに至った経緯と、その道筋についてまとめたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?