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「文章を書く」という楽しさ

わたしは、幼いころから書くことが好きだった。

小学校の作文の宿題、中学校の国語の授業、大学受験の現代文や世界史論述の問題。
勉強が好きなわけではないけど、これらの過程で「文章を書く」という作業ができるのは楽しかった。

それで、高校時代は文字数も少ない簡単な私小説を執筆したり、大学では言語学、特に日本語学を学べるところを選んだりしちゃった。(言語学はとても面白い)

与えられた情報を言葉にして紡ぎなおすこと、自分の想いを文章にして表出すること、それらの過程で頭の中にある辞書を広げて、状況に合わせた単語や言葉遣いを選び、文のリズムを考えることなんかが、心地よかったからなんだろうな。

自分の力をたくさん発揮できている!という感覚や、モノを緻密に練り上げて作っているという感覚がしたんだ。

ところで、「文章を書く」ことを突き詰めると、あまりに長い時間がかかってしまう。

もちろん、思ったことをすぐに書き起こしたり、情報を急いで書き繋いだりするという側面もあるし、それも楽しい。

だけど、そこまで時間に追われない状況だとすれば、書いた文章を自分が納得いくまで添削し続けて、より良いものにしようとする。

そこでやっかいなのが、わたしの完璧主義っぽいところだ。
「自分の納得のいく」ラインが高くて、何度も書き直したり、結局筆を折ってしまったりすることも数えきれないくらいある。
だから、「書くこと」は好きなのに、書き切った経験は意外と少ない。
完璧な点や線が存在しえないように、人間が、ましてや自分が完璧になれるわけないとわかっているはずなのにね。

これを直すために、というわけではないけど、このエッセイではできるだけ完璧主義を無視して、ある程度書いたら1~2回見直しして投稿する、という形をとりたい。

きりつめたものではない、自分の書いた素朴な文章を好きになれれば、もっと何かを愛せそうな気がするから。


noteにエッセイを書くの、なんか自分が雑誌の連載をしてるような気分がして、楽しいですね。

Podcastもやってます。今回は、マヂカルラブリー野田クリスタルさんのキャリアセミナーを見た感想回を貼っときます~。

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