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この世界の全てを言葉にはできない

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【エッセイ集】 この世界の全てを、言葉にはできない。 だからといって、言語表現を放棄したくはありません。 その一方で、完璧な言語表現を目指す必要もないのです。
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記事一覧

久しぶりにサッカーボールを蹴った

<本編とは関係のない話> この前本屋さんに行ったら、メンタルヘルス系の本棚が自己啓発系の…

紗無(さむ)
1か月前
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私の卑しさすら包み込んでくれる、1人ディズニーシー探訪記

今回のエッセイでは、ディズニーシーのショー「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」の内容…

紗無(さむ)
2か月前
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心むしばむ就職活動。②会社への疑念と社会への不信編

就職活動の何もかもが、受け入れがたいことの連続だった。 夢や目標をむりやり作り出すあの感…

紗無(さむ)
3か月前
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心むしばむ就職活動。①こんなのおかしいよ編

先日、就職活動を終えた。気持ちの悪い時間がようやく終わった。 こう書くと、この時期にして…

紗無(さむ)
3か月前
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美容師のお姉さんが魅せてくれた、素敵な働き方。

髪型を大きく変えずとも、髪を切った後は見た目の違和感がすごい。 カットの後、「こんな感じ…

紗無(さむ)
5か月前
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ハンドドリップでコーヒーを淹れると、訪れる平穏

どれくらいの共感が得られるかわからないが、頭の中に吹き荒れる嵐はやまない。 ただでさえ「…

紗無(さむ)
5か月前
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Epiphone Casinoというギターと「嫌な大人」

小さいころから「大人」という存在が嫌いだった。 自分の立場や収入や肩書に胡坐をかいて、他人の意見を聞き入れず見下した態度をとる。 自分の間違いを決して認めず、むしろ適当な理由をつけてこちらに八つ当たりする。 子供たちが自分の思い通りにならない動きをしたら、感情を抑えずキレ散らかす。 不条理で、ずるくて、難しいことばかりならべて、核心に触れるのを避けようとする。 そんな「大人」が嫌いで仕方なかった。 もちろん、心優しい素敵な大人もたくさんいた。 だけど、親や先生と

深夜ラジオが染み渡る

大学生になってから、ラジオ番組をよく聞くようになった。 今でこそ、1週間にお気に入りの番…

紗無(さむ)
6か月前
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「文章を書く」という楽しさ

わたしは、幼いころから書くことが好きだった。 小学校の作文の宿題、中学校の国語の授業、大…

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創作活動という世界

「創作活動」という言葉や、それが何を指すのかを知ったのは、大学1年生の頃。 Web小説を投稿…

紗無(さむ)
6か月前
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オーセンティックな酒場巡り

酒場、特に「オーセンティックバー」と言われるバーを巡るのが好きだ。 「オーセンティックバ…

紗無(さむ)
7か月前
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あまり被写体になりたくない

「写真を撮る」というのは、大変傲慢な人間の所業である。 時間という、過去から未来へと流れ…

紗無(さむ)
7か月前
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よく「考えすぎだよ」と言われてしまう

小学校低学年の頃から現在に至るまで、周囲の人からずっと「考えすぎだよ」と言われてきた。 …

紗無(さむ)
7か月前

メイド喫茶は「made喫茶」でもある

去年の秋ごろ、なんとなくメイド喫茶に行ってみたいなと思ったので、一人で秋葉原に行ってきた。 メイド喫茶の中でも、なんとなく敷居の低そうなところをチョイスした。コンセプトは「かつてご主人様に助けてもらった猫が、人間の姿となって恩返しをする」ということらしい。 意外にも、大きな通りの交差点に面したビルの一階に店舗が構えられていたので、大変入りやすいなと感じた。 入店する勇気が出るのを待つために、ガラスドア越しにチラッと店内を伺ってみては、交差点を一周するという変態ムーブを3