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刺す血管がない

平成31年2月


だんだんと死が近づく父。


始めの頃は元気がよく、点滴を入れても自分で引っこ抜いてしまい、またいれてもらう。といったことを何回も繰り返していました。


食事もできず、痩せ細ってしまった身体。看護師さんから、「刺せる血管が見つからない。」といよいよ言われてしまいました。


ようやく点滴を開始しても、しばらくすると漏れてしまうのです。


そして、血管での点滴ではなく「皮下」での点滴を勧められました。


お腹に針を刺して、点滴を行うというものです。


こうして、父は皮下点滴を行うようになりました。



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