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6600万年前の海にいたもの

息子たちが小さい頃、よく恐竜展や深海の生き物展に出掛けた。
男の子のママは、みな恐竜や深海魚が好き(たぶん)だし、以外と詳しい(はず)。

先日休みで何気なくテレビを見ていたら、NHKスペシャルの恐竜超世界という番組が流れていて、おぉ〜っ!と、なった。

いろいろやろうとしていた手を止めて、ソファに座ってテレビに向かう。
ついでに出かけている次男のために、録画ボタンも押す。

最近ダイオウイカが漁師の網にかかったというニュースも、咄嗟に録画ボタンを押して、後日息子に話してみたら、ソファの横に座って喜んで録画を見ていた。

今回も絶対見てくれるだろうと、晩ご飯のあと息子に、恐竜のテレビ見る?と聞いてみると、やっぱり食いついて来た。やった!


映画「ジュラシックワールド」で、インドミナ・レックスに海から襲いかかったのが、この大きな海竜、モササウルス。

ジュラシックワールド2

モササウルスの祖先はヘビやトカゲで、元々は陸で暮らしていた。モササウルスは恐竜に分類されないトカゲの仲間。

大きな恐竜のいた時代、そんな恐竜に脅えながら暮らしていたモササウルスの祖先は、肉食恐竜に追われて海に飛び込んだ。そして何千万年の間に何度も進化を繰り返した。

モササウルスは、体長約13メートル。
蛇のように獲物を丸呑みしてしまう大きな顎を持ち、好物のアモンナイトの殻に穴を空けて、窒息して弱った所を中味だけ食べるという、知恵ももっていた。
モササウルス以上に大きな生物のいない海の中では怖いものなし。
遺跡の体内からは、同じモササウルスの体の一部も見つかっていることから、共食いもしていたらしい。

世界中に大繁栄していた海の王者モササモサウルスは、なんと日本の海にも住んでいたそうだ。

灘高校の学生が、その遺跡を発見した。
息子と見ていて、これ遺跡じゃね?って気付くか…という話になり、そこを気付くあたりは、やはり灘高生は素晴らしいねと関心(笑)

モササウルスの赤ちゃんの顎の遺跡も、発見されていて、それを元に体長を測定したところ、その大きさは2mを超える大きさだという。

モササウルスの出産の様子を再現

恐竜が卵を育てていたのはよく知られている。

地上に卵を産むウミガメみたいに、卵を産んでいては繁栄はしない。モササウルスは進化の過程で、体内に胎盤を獲得し、お腹の中で子供を育てたからこそ全世界に繁栄して行った。これってすごい発見!

お腹の中で一年かけて、子供たちへ栄養を送る。人間と同じ1年間の妊娠期間を経て、少数の子供を産み育てる事で、母性が生まれる。

子供たちはお母さんの周りを泳ぐ
産まれるとすぐに海面へ息をしに泳ぐ赤ちゃん
後ろからお母さんが押してあげる事も。

こうして子供たちに泳ぎ方や、餌のとり方を教えていたのだろうと考えられる。

モササウルスの子育ては、その子孫と言われる胎盤を持つトカゲ、マツカサトカゲに見る事か出来るそうだ。

6600万年も前に生息していたモササウルスが、胎盤を持ち、子育てをしていたなんて!

面白すぎてこの先の研究にも注目したいところ。

息子がスマホを見ながら、「これ、続編あるじゃん!!!ほら!」と言ってきたので、
もちろんそんなの調べてあるし、録画予約もしてますけど〜!と母はドヤ顔をしたのでした。

続編も面白かったです↓↓↓

こちらは前編・後編
ドラマ仕立てになっています。
興味のある方は、NHKオンデマンドで!

後編は26日に放送ですよ。

あー、面白い!

絶滅したと思っていた恐竜が生き残っていたという話も興味津々ですが、CG制作をNHKアートという日本の制作会社が手がけている所もすごいと感動しました。

ジュラシックワールドが作られてから数年、ハリウッドの映像よりもよりリアルで、本物のようで、ドキュメンタリーを見ているようでした。

上白石萌音ちゃんとナレーションもとても上手で聞きやすい。

世間がWBCに釘付けの中、私はモササウルスに超興奮してしまいました(笑)

26日にもまた興奮てしまいそうです。

それでは、次回に続く🦖
かも?

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