見出し画像

ドイツ入院経験からシェアしたいこと

人生初の入院生活はドイツとなりました。

ここでは入院した経緯やつわりの辛さではなく、日本と違うであろう理解しておいた方が良い状況や注意したほうがいいこと、知っておいた方がよいことを書き残そうと思います。

待ち時間に体調が悪化した場合は我慢しないで状況を説明しましょう

妊娠悪阻で体重が減り(体重が減った時点で病院に行けと主治医から指示が出ていました)、水も飲めなくなった状態で病院に行ったのですが、患者数が多くて待っている時間にさらに体調が悪化。

そんな場合は、律義に順番を待たないで気分がとても悪いことを近くの看護師さんや受付の人にしっかり伝えましょう。

日本人らしく(?)体調が悪くて緊急を要するのはここにいるみんな、と遠慮して我慢するのではなく、座るのもつらい場合はしっかり相談しましょう。

「すみません、ここにいる患者皆が急を要するのはわかってますが、座ってられない状況なのでベットに横にならせてもらえませんか」といえば開いている診療台で横にならせてもらえます。

かくいう私もついつい我慢していたのですが、近くにいた別の患者さんに見かねられて助けてもらえました。
「あなたそんなに体調悪いなら看護師に言うべきよ。私が伝えてこようか?」
と声をかけてもらえ、ああ、そういう選択肢もあったのかと気づかされました。

看護師さんは基本的に放置主義なので、自分から気になることはしっかり聞きましょう

たとえば毎朝配られるその日に飲む薬。
朝・昼・晩・夜の小分けになったケースに入れられて配布されますが、たまに夜飲む薬が抜けていたり、毎日飲んでた薬が急に別のものにかわったりということが頻繁にありました。
その度に看護師さんに昨日までこの薬だったけどなんで今日は別のものなのか、今日から飲まないで良いのか確認してみたら大抵うっかりミスで入れ忘れたり違うものが入ったりと、日本では想像つかないような薬の管理状況でした。

食事についても自分から食べたいものをリクエストしてOK

これは同室の人から学んだことなのですが、病院の食事がビュッフェ形式ではなくできたものが配膳される場合は、飲み物や果物、デザート類は出されたものと交換できるようで、同室の人はしょっちゅう果物やデザートを好感していました。

例えば配膳されたのはりんごとヨールグトだけど、プリンはないか、オレンジに変えてもらえないかしっかり毎回聞いてました。

もちろん病院によって食事の形式も様々だと思いますが、出されたものをそのまま黙って食べるべきと思って過ごしていましたが、同室の人のやり取りを見てなるほど、自分の要望も伝えたらかなうこともあるのだと気づきました。

退院するときは不明なことや不安なことはしっかり聞きましょう。

退院する際はびっくりするほどあっさりです。
朝の医師の診断で、今日退院していいよ、で終わりです。

退院後の通院や注意することなどの説明は一切ありません。

これは私の入院理由がつわりだったからではなく、別の理由で入院した人も同じ扱いだったようです。

日本で入院したことがないので比べようがないのですが、不安な場合はしっかり気になることを聞いて退院しましょう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?