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在宅ワークを1年間続けた結果、心身を壊した話【傾向と対策】

コロナ禍で仕事の環境も変わっていきましたね。中でも顕著なのが在宅ワーク組の増加。ワタシの職場も1年前に完全在宅になりました。

今回はこの1年を振り返って、在宅ワークで生じた問題とその対策についてお話します。

なお、このテキストもあくまでワタシ個人が勝手に感じて書き殴っているだけです。参考程度にお読みください。

■座りっぱなしで坐骨神経痛になる

在宅ワークの「物理的にダメージ」問題。
座りっぱなしなので腰を壊しました。

具体的には坐骨神経痛になりました。

座るだけでお尻の神経に激痛が走る状態に。
ひどいときは10分も座っていられない!
だって激痛が走るんだもの(地獄)

通勤時代は行き帰りで体を動かしていたので、腰痛はなかったのですが在宅で一日外に出ない、まったく動かない日が続いて2ヶ月であっけなく腰を壊すことに。
医者に診て貰ったところ、神経系は完治はしないのでお薬と運動で対処しなくてはならないとか。結果、1年以上毎月通院しています。

坐骨神経痛になってからは2時間に一度運動&血流をよくする薬のおかげもあってか、症状は改善されました。
ただ神経系は気圧や寒さの影響を受けやすいので秋冬には痛みがぶり返すんですよねぇ。一生付きあうハメになりそうです……。

■人とまったく話さないので精神が塞ぎがち

在宅ワークの「精神的にダメージ」問題。
ワタシは仕事柄(ライター)、月に一度会議をするくらいでそれ以外は孤独にパソコンの前で文字を打ってるわけですが、(結婚もしてないんで)下手をすると一ヶ月誰とも喋らないこともあります。

そうなると軽く精神を病みます(笑)


いや、笑い事ではない。
完全在宅になってからガチで誰とも話をしなかった時期があったので、脳が混乱して「あ、これはやばい」と思って生活サイクルを改めました。
変わってしまった生活環境に順応できなかったのもあったでしょう。

しかもこの時、たまたま行った健康ランドで貧血を起こしたり、運動不足による坐骨神経痛も併発したので(精神的なのもあったと思う)、運動をしてできるだけ外に行くようにしました。

結果、2ヶ月後くらいには安定しました。

人間は3日、2週間、2ヶ月という期間で環境に慣れていくそうなので、安定するまで意識的に生活サイクルを護ることをオススメします。
2ヶ月経てば「在宅ワークをする自分」を心身とも受け入れているでしょう。(※あくまで個人的な感想です)

以下の記事では、在宅ワーク時にどのような生活サイクルを意識したのかを書き綴ります。参考程度にお読みください。

■解決法1:外に出て歩こう

運動不足と鬱状態は、外に出て歩くだけで少しは改善します。

ネット経由、ネットでの通話だけだと「生で人と接している」感じがでなくて知らず知らずのうちに塞ぎ込んでしまいます。

個人的に体験した感覚だと「外に人がいる」と認識することで孤独感が和らぎます。
ランニングなど激しい運動をする必要はなく、散歩程度でかまいません(もちろん運動してもいいです)
散歩することで通行人の存在を感じたり、コンビニで店員と話すだけでもコミュニケーションになるので、自分以外の誰かがいると安心します。

椅子に座って「うーん」と悩んでいるようなら、外の空気を吸いましょう。
体を動かすと交感神経が活発になり、それだけで元気が出ます。
太陽を浴びてビタミンDを体内で生産すると、エネルギッシュに。
外に出て外部的刺激をあびるとイマジネーションも湧きます。
肺の中に新鮮な酸素を取り込むだけでも頭がリフレッシュしますよ。


また腰痛対策にも散歩は効果的。2時間に一度、近所を散歩しましょう。

ついでに買い物をしてくるなど、時間を有用にご活用ください。
散歩する余裕がない人は、10分ほど立ち上がって軽く運動するか、たばこを吸ったり、コーヒーを飲んだりしてリフレッシュしましょう。


とにかく座りっぱなしはダメです。
2時間に一度、腰の筋肉をリリースすることで腰痛を防げます。

■解決策1.5:椅子と机は正しく選ぶ


腰痛対策ですが、在宅ワークで「こたつ机」+「座椅子」+「ノートパソコン」で仕事をしてる人はいませんか?


実はこの組み合わせ。腰痛を悪化させるコンボが決まってます。

前屈み(猫背)、肩を上げる、あぐら こそが腰痛の原因。諸悪の根源。
今すぐやめましょう。

対策としては、会社で使っていたみたいなパソコンデスク+デスクチェアを家にも導入してください。
デスクとチェアの選び方、正しい高さと座り方などは、それだけで記事が書けるので割愛しますが、まとめると「背筋を伸ばす」のが大事です。
背筋を伸ばしてパソコン作業をすると疲労感も軽減されます。

ちなみにワタシは15年以上、デスクとチェアで仕事しておりお医者さんに「姿勢はいい」と言われましたがそれでも座骨神経痛になりました。座り方が悪い人はもっと早く腰を壊すおそれがあります。ご用心ご用心。

■解決策2:人に会う

孤独感に関しては既婚者さんや同居人家族がいたり、ペットを飼ってると日常的に「他人の気配」を摂取してるので、そこまで心配はいらないかなと思います。
お友達と話したり会ったりするだけでも孤独感は和らぐと思います。
気の合う仲間と遊びにいくだけでも気分は晴れますよ。

積極的に出会いの場に赴くのもいいかもですね。

街コンやイベント、ビジネス講習会に参加するのもいいですし、習い事やスポーツ、ライブやオフ会などで見知らぬ人との出会いを楽しむと、人生に活気が出るでしょう。

ワタシの場合は推しの動画を見たり、月に一度は友達とイベントとか旅行に行ったりしてリフレッシュしています。写真趣味もあるので散歩が楽しいです。

■解決法3:規則正しい生活を心がける

運動不足と自律神経を正すには、規則正しい生活習慣を心がけるのが一番です。

人間も動物なので太陽の光を浴びないと体内サイクルが乱れるそうです。
体内サイクルが乱れると自律神経が壊れます。
常時、時差ボケ状態になるんですね。

在宅ワークとはいえ会社で規定された就労時間(コアタイム)があるはずなので、基本的にはその時間通りに仕事をしていれば問題ないかと思います。

問題は会社から監視されていない環境で働いている人。
在宅だからといって昼夜逆転して、夕方に起きて真夜中まで仕事をしていると、自律神経が壊れるので、朝起きて夜に寝る生活を心がけましょう。

(※重ねて言いますがあくまで個人的な感覚です。医学的根拠はないので自律神経失調症で悩んでいる方は専門のクリニックでご相談ください)

■解決法3:通勤時代の生活サイクルを再発見する

在宅になったことで通勤やコミュニケーションがなくなり、生活がつまらなくなった。体の調子が出ない……なんて人はいませんか?

そんな人はリアルで通勤していたときの行動が自分にどんな影響をもたらしていたか振り返ってみましょう。

実は通勤時の徒歩移動、階段の上り下りは運動不足を解消していました。
イヤだイヤだと付き合っていた勤務後の会社の飲み会は、同僚との大事なコミュニケーションの場だったかもしれません。
喫煙所で上司の愚痴を聞いているうちに、上司に気に入られて昇進のチャンスが巡ってきていたかもしれません。

運動不足を解消するためには、運動するのが一番。通勤に費やしていた時間を使ってウォーキングをしたりジムに通うのもいいかもしれません。

上司や同僚との会話が少なくなったと感じたなら、あなたが場を設けましょう。リアルとは違い、在宅では「雑談の場」は自然発生しません。チャット部屋でもいいですし、飲み会を開いたり、週に一度カフェで会議を開く……などでも場を作ることが可能です。
上司が場を作ってくれるなら積極的に参加しましょう。印象は良くなると思います。パソコン操作に不慣れな上司をチャットに誘う(やり方を教える)ことで評価もあがるでしょう。単純ですが効果的なやり方です。

「せっかく在宅になったのに人と会うのはちょっと……」「わざわざプライベートの時間を使って運動したくない……」という人もいるでしょう。そういう人は、自分がやりやすいようにゆるーく生活を改善するのが吉。

「買い物ついでに10分散歩するか」「チャットツールを使って雑談をふってみる」程度でスタートして、自分に合ったかたちで生活をカスタマイズするといいかもです。

■最後に


ワタシの場合、在宅ワークは性に合っているので生活サイクルを改めれば問題なく過ごせているのですが、中には「孤独に仕事するのは無理!」「家に子供がいて無理!」という人もいるでしょう。

悩みの種は人によって様々。これだ、という答えは出せません。

結論として「投げやり」になってしまいますが、早起きしたり満員電車に乗らなくてよくなったけど、なんだか調子が出ない……という人は、ストレスの原因を探って自分なりの解決法を見つけてください。


内勤ライターとして、美少女ゲーム業界で15年以上働いてきた経験と、そこで得たノウハウを文章にまとめています。ゲーム業界特有の謎規則や技術解説、仕事に取り組む際の心構えなどもご紹介。応援してくださると定期的に記事が更新されます(人間だもの)