箸休め

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「秋の彼岸、朝霧に姿隠す名月を見た。おはぎ作る」

 春分の日は出遅れた。秋こそはと望みだけ持っていたら、もう秋だった。今度は幸いにして前回作ったあんこが冷凍庫にある。風味は劣るけれど作らないよりは幾分か気が休まる。と云う訳でおはぎを拵えた。

 今回は青海苔ときな粉。中にあんこが入っている。箸で割ると顔出す。

はい、美味しい。何と云うか、顔みたいである。青海苔は美容院帰りのパーマ当て過ぎた人みたいで、見ようによってはソバージュ。奥のきな粉はむっ

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「今日のおやつはなんじゃろな…悪魔の囁き付き」



京都は満月さんの銘菓・阿闍梨餅にございます。うっかり食べたい欲求を口から漏らしてしまった自分へ、仕方がないなあと用意してくれる心優しき人が居りまして、つまり頂き物です。有難い話です。早速包みを開けてみます。

丸身を帯びています。可愛いんです。モチモチしたお饅頭の様な和菓子です。デパートの地下で、売り場はあっても午後に行くとほぼ売り切れてしまっている、人気者な和菓子です。好物ですがまだ京都の本

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「ちょっとそこのおねえさん。実りの誘い、秋味」

日に日に夜明けが遅くなり、五時に目覚まし時計を止めても外は薄ぼんやりしています。いまだ開け放しのままの窓からはひやりとした風が室内へ入り込みます。サマータイム、そろそろ終わる頃合いかしら。そう思いながらも鳩と寝起きを競っています。

朝晩の涼に触れると、どれ一枚羽織ろうかと云う、寒さに燥ぎたい気持ちが頭を擡げます。ただ、まだ羽織ると自分には暑い。それでやっぱり半袖です。パーカーが大好きなのにな。あ

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「|ふりがな《ルビ》、降臨」

ルビを打つ自由が市井へ広く言い渡されるを心待ちにしていた自分であったが、

御触れを眺め早速試みた昨晩の事、どうにも上手く事が運ばぬ。

棒線は何処へ在るか、二重山括弧は何処に在るか、自分は知らん。

馬鹿なのかしらん。

一つ呪文を唱える。「やればできる子、やればできる子、やれば・・・」

ルビを楽しむ人々の中へ、愈々自分も身を投じ得た様である。

小説はWordで打つ自分であるから、改善が更に

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「文字の休日シリーズ・夢」(不定期連載)

生涯のほとんどの時間を追い掛けられて過ごすらしかった。そして中には捉まえてものにするのも居た。そう云う日は嬉しかった。いつかは自分も追い掛ける側になってみたいと思いながら、やっぱり追いかけられている。そうして殆どは諦めてゆくらしかった。「夢」はいつでもここに居るのにと思うのだった。

※人に休息が必要なように、言葉にも文字にも休息が必要だと思うのです。一文字ずつ、休ませてあげよう。その間にいちも休

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お茶にしますか?それとも紅茶が?
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「いちの一人回顧録・世界を救う方法編」

「あったどー!!」

発掘完了しました。先日からこれと云う理由も無いけれどその所在を確認したいと思っていた昔の思い出の品です。猪突なので予想通り頭をぶつけましたが押し入れから引っ張り出しました。帽子は無事、頭もまあ無事でした。下の写真のカープ帽子が二代目です。今回発掘しながら思い出したのですが、二代目と云っても、兄が被っていた物を、譲り受けたのでした。初代が多分小さくなったか、或いは古くなったのだ

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「奈良の靴下工場から足を優しく包んでくれる靴下を買った話」

Twitterを開いている時、note公式のお薦め記事として、靴下屋さんの記事が紹介されたのです。国産の靴下と聞いて興味を覚えた自分は、早速noteを訪ねました。

奈良県は広陵町にございます靴下工場、株式会社・創喜さまです。先ず下にnoteのページを貼り付けます。

続いて公式ホームページです。

早速伺ったホームページで、一番気になった靴下を注文しました。その靴下はnoteの記事でも紹介されて

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お茶にしますか?それとも紅茶が?

「朝露と霧、秋の初めの風が吹く」

こんな日々を過ごした。

自分の箸は栗の木である。詳しくは下記の記事を参照頂くとして、其の子が近頃、片方だけ反っている事に気が付いた。よもや反抗期でもあるまいに。ひねくれてしまったのだろうか。

「嘘だろ、君はそんな子じゃなかった筈だ」

洗い上がりの濡れた箸を、物は試しと指でぐいぐい矯正してみた。

おや。

直った。直った直った。栗の木のMy箸は素直な心を取り戻してくれたみたいだ。良かった。

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感謝の気持ちをお届けします

「若者の日常を、三名を主軸にして組み立てる」

上記のテーマ投稿に暫く参加してみた。今月の締め切りまでもう少し日数があるので投稿作品は増えるかも知れないが、整頓を兼てこれまでの投稿作品を振り返ってみる。

「2000字×若者の日常」と云うテーマに沿って書いていたはずだが、いつの間にか「2000字×若者三人の日常×結婚」と様相を変え、七本の内三本はそうなっている。何故だろう。自分の仕業ながら謎である。狙った訳でもないのだが。ただ幾つか決まりがある

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「あなたに届け」

つい先日noteで一周年を迎えられた方へ、つい先日再会できた方へ、新しい出会いへ、目まぐるしい日々の中、あなたの人生と束の間の交錯。いちの人生に、豊かな彩を与えて下さりありがとうございます。

と云う訳で、御礼にカゴ一杯のベーグルをお届けします。  

                             いち

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