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「宇宙産業を盛り上げたい」と意気込んでいた学生が大手人材会社に新卒入社し3年半。2021年春・宇宙ベンチャーにジョインしました! sorano me inc.

はじめに

この記事はsorano meに関わるメンバーが「わたしらしい働き方」というテーマで自由に書いていきます。企画概要はこちらを👇


(1)自己紹介|本業とsorano meでやっていること

はじめまして。小池です。(あだ名はゆっきー。)
本業は大手人材企業に新卒入社して4年目で、エージェントサービスの新たなモデル開発やその利用拡大、サービス利用者のCX改善に向けた企画立案・推進などを行なっています。また、以前には自社の新卒採用を担当したり、社内の新規事業立案コンテストで自動車領域の課題解決に向けた事業検討もしていました。

そして今年4月からは兼業という形で、「わたしたちの日常を、宇宙ビジネスで豊かにする。」というビジョンを掲げる株式会社sorano meで働き始めています。そこでは現在、衛星データを活用した自社サービスの新規立ち上げ検討や、衛星データを活用して事業を作っていきたい企業のビジネス検討サポートを行なっています。

ちなみに学生時代は学部で物理学・修士で惑星科学を専攻しており、大学院生時代は「木星の大赤斑の長寿性解析」「将来の火星衛星探査ミッションでの使用を目指した装置の試作器開発」といった2つのテーマで研究を行なっていました。他には天文サークルでわいわい星の魅力を楽しんだり、国立天文台でのアウトリーチ活動や、塾講師のアルバイトをしていました。

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学生時代、文化祭で行なったプラネタリウム公演

(2)何で1stキャリアが人材系企業?


こんな自己紹介をさせていただくと、「なんで新卒で宇宙系の企業に就職しなかったの?」と聞かれることがとても多いです(笑)
実際に、小さいころから漠然と「宇宙」が好きだったのもあり、小中学生のころの将来の夢は例に漏れず「宇宙飛行士」でした。そして宇宙開発の世界への漠然とした憧れや好奇心に突き動かされて、気付けば大学院進学まで無我夢中に突き進んでいました。

そして修士課程に入り、憧れていた最前線の宇宙開発の現場に携わるようになったころ、それまで漠然としたイメージでしか捉えていなかった「日本の宇宙産業」について、どんな役割・職種の人がそこにいて、その人たちがどのような目的を持って働いているのかが少しずつ分かるようになってきました。それと同時に、「自分はどんな立場から日本の宇宙産業に関わっていきたいのか」を考えるようになりました。

そして、日本の宇宙産業就業人口が約1万人程度しかいないという実態に特に強い課題感を抱き(参考:日本の自動車産業の就業人口は約534万人もいる!)、これらの「不」をビジネスを通して解決していけるような人になりたい、それによって、より多くの人がワクワクできるような活気のある宇宙産業の実現に少しでも貢献していきたいと思うようになりました。

そんなわけで1stキャリアは研究者や技術者といったプレイヤーではなく、領域問わず「仕組み」を整えていくことで社会課題の解決を目指すような人が多く集まる組織で経験を積みたいと考え、現在の企業に入社することに決めました。

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本業でいつも一緒に働いている人たち


(3)本業+副業という働き方にsorano meを選んだ理由


実はsorano meのCEOである城戸は、私が人材会社に新卒入社したタイミングでは同じ会社の先輩でした。当時sorano meの前身となる組織で精力的に活動していた城戸に対し、同じく宇宙産業を盛り上げていきたいと思っている伝えると、「ぜひ一緒にやろうよ!」とsorano meの前身となる団体に誘ってくれていました。

しかしながら、正直私は学生時代にちょっと宇宙がテーマの研究をしていたというだけで、ビジネスについては全くのど素人。当時少しだけ業務に関わらせてもらったものの、「誰の」「どんな困りごとに対して」「どんな価値を提供していくべきか」というサービス検討において基本となる考え方や、その検証にあたってどんなアクションを取るべきなのかも分からない。そして、事業を推進したいとなった場合にも、どんなステークホルダーをどう巻き込んでいくと、上手くプロジェクトを前に進めていけるのかという部分も全く想像が付きませんでした。

その経験から、想いを起点にして行動を起こすことはできるものの、想い「だけ」では多くの人の「不」が解消されるような価値のある仕組みを生み出すことは難しいのだ、ということを当時身をもって痛感しました。そこで、「まずは本業一本に集中し、きちんと周りの期待に応えられて、結果を残すことができる人間になろう」と心に決めました。

そして新卒4年目に入り、本業で新規事業検討や、多くの人を巻き込むプロジェクト推進の経験をいくつか重ねることができてきたころ、改めて城戸から声をかけてもらったタイミングでsorano meでの活動を始めることにしました。

(4)sorano meでやってみたいこと、得たいこと


日本の宇宙産業がビジネスの観点から拡大していくには、やはりロケットや衛星データなどのアセットが、地上のビジネスで今よりもずっと当たり前のように活用されるようになることが大切だと思っています。
特に衛星データ活用においては、地上からだと取得できない衛星データならではの情報、ないしはそれらを地上で得られているデータと掛け合わせることによって新たに生み出されるような示唆がたくさんあるはずです。

これらをうまく既存ビジネスに適用できるようになれば、多くの事業において何らかの生産性改善や、意思決定の精度向上、意思決定までのリードタイム短縮などに汎用性高く活用することができるのでは?と考えています。実際に海外を中心として多くの衛星データ活用の事例が生まれ始めていますが、日本でも多くこういった事例が当たり前のように生み出されていく仕組みが整っていくべきだと思っており、この辺りの実現に向けてsorano meでは奮闘していきたいと考えています。

とはいえ、sorano meは本業で様々プロジェクトを推進してきた組織とはアセット、関わるメンバーも大きく異なります。こういった環境の中で、今まで本業で培ってきた事業推進の経験はどれだけ通用するのだろうか?それを通して最終的にはこのsorano meという組織、ないしは社会に対して、自分は価値を生み出すことができるのだろうか?という不安も少しはあったりします。
ただ、こういった部分についてもある意味楽しみながら、sorano meという場を通して自分の殻を破るチャレンジを様々重ねていき、より多くの困っている人に必要としてもらえる価値や仕組みを生み出せるような人間になれるよう、引き続き頑張っていこうと思います。

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個性の強い愉快なsorano meメンバーたち

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完全オンラインで本業との両立もしやすい

以上、sorano meで働き始めたことのご報告と簡単な決意表明でした。もしご興味がある方は気軽にご連絡いただければと思います。これからも自分らしく、日々楽しみながら「働く」に向き合って行きたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします!



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