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知的障がい者 ではなくなったAさんの話し。

元「空の木」利用者のAさんから

許可をいただいてるので、書いてしまいます。😊

Aさんは中高生の頃、知的障害の判定を受け、

また、過酷なイジメを受けるなど

その生き辛さから二次的障害として

双極性障害の診断も受けておられました。

気分が安定せず、リストカットを繰り返し

150センチの身長に90キロを超える体重。

10分も歩けない状態でした。

偏食も激しく、野菜は一切れも食べられない。

常に体のあちこちから吹き出物が出て皮膚が荒れていました。

眼瞼下垂の為、目の調子も悪く、頭痛があるなど、いつも不調をかかえておられました。

たくさんの薬を常用していましたが、

何一つ改善に向かう事もなく20代も半ばを過ぎ、状況は悪化するばかり。

「空の木」に来ても、しょっちゅう横になっていました。

その彼女が❕ 現在❕

体重55キロになり

30キロくらいはへのかっぱで歩きます。

知的障害も双極性障害と何処へやら。

近々、障害者手帳の返還も考えておられます。

そして、普通の人以上に元気に老人介護の仕事、

ガイドヘルパーと

某巨大テーマパークでアルバイトをされています。

完全に「元気はつらつの若い女性」になりました❣️

この劇的な変化は、ここ3年程で起きた事です。

まず、塚本整体院の川村先生は彼女の首の後ろに枕の様に乗ってる肉の塊に注目しました。

その肉塊によって、Aさんの神経伝達が阻害され

知的障害や精神障害の状況に置かれてるのではと言う事で、整体施術開始。

同時に運動指導と食事指導が始まりました。

本町れんげクリニックの豊田孝行先生からは

栄養指導を。

堺の大仙堂の山本先生からは東洋医学の知見からの治療を受けました。

たくさんの素晴らしい「空の木応援団」のプロフェッショナルが

彼女に関わりました。

それを続けるうちに

通常医療での精神科へ通う必要性も

薬も激減していきました。

同時に「空の木」では、Aさんの気持ち、体調に合わせて作業内容を変えて行きました。

本来Aさんがお持ちの人への優しさを発揮できるポジションを共に考え、

仕事を作って行きました。

そうしている内に、フラッシュバックや

不眠、頭痛も無くなっていきました。

首の後ろの肉塊も消え、野菜が食べられる様になり、ジャンクフードは食べられなくなりました。

その後、就労移行支援に移り、一般就労に向けての訓練が始まりました。

支援者が集まる会議の中でも、

彼女の成長を信じ切れない福祉事業者が

提案するプログラムは、

もう、

その時のAさんにとってはもどかしい物となりました。

まるで、高校生に小学一年生の算数をやらせる様な物でした。

そうして、就労移行支援の担当者が、

まだ、その仕事に就くのは早すぎるとの理由で、止めようとした

仕事を難なくこなし

複数のバイトを掛け持ちし、夢に向かって、着実に歩き始めました。

そうして今に至ります。

これは、奇跡でも、なんでもありません。

Aさんの様に、現状の困難さの要因に目を向けて貰える機会も無く

本来の能力を自分自身でも気付かず

生き辛さをかかえたまま苦しんでおられる方は応勢いるのではと

思います。

確かにAさんの様な劇的 before after に至るには

本人の問題

経済的な問題

環境の問題

などなど、解決すべき課題はその都度、浮上してきます。

けど、もし、その解決に向けて

一緒に考えて行動して応援してくれる仲間のような存在があればどうでしょう。

障害の有る無しに関わらず、人にはその様な存在が必要ですし、また、場面によっては、応援する側に回る事もあります。

互いに支え合う。

言い古された言葉ですが、それが一番大事です。

「空の木」に見学や研修にいらした方々から

来てしばらくは、利用者さんとスタッフの区別がわからなかったと

言う感想をしばしばいただきます。

Aさんは今も時々遊びに来ては、

「空の木」の作業を手伝ってくれます。

「空の木」にはそんな卒業生が何人も居ます。

「空の木」はそんなとこです。😊

見学歓迎❕ ありのままを見に来てください。

利用者さん募集中❕ です。

アハハ!最後はちょっと宣伝です。(笑)

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