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第58回気象予報士試験

8月21日に気象予報士試験がありました。今回で3回目の受験になります。


最初に気象予報士試験を受けたのはH25年でした。だいぶ前?


そうなんです。勉強を始めたのは随分前なんですけど、すごい勉強してのぞんだ1回目の受験で玉砕して、気持ちがちょっと折れました。その頃ちょうど仕事が忙しくなってきて楽しくなってきたときでもあったので、ちょっと休んでまた始めようと思っていたのに、きっかけを失ったまま月日は流れていきました。


そして・・・コロナの流行と共に家に居る時間が増えてきて、何か勉強を始めたいなと思っていた時に、朝ドラで「おかえりモネ」が始まりました。気象予報士か・・・って、最初はそのくらいにしか思っていなかったのに、「気象予報士の仕事は命を守ること」っていう台詞がその時の私の心にまっすぐに入ってきて、「私、今そんな仕事がしたい。命を守る仕事がしたい。」と思いました。


そして、去年の5月から勉強を再開しました。


10年前のテキストでは知識的に古くなっている部分もあって、以前お世話になっていた先生の講座を再受講しました。


1回目の試験以来ずっと勉強から離れていたのに、なんか、分かるんです。前よりずっと先生の言っていることもテキストに書いてあることも良く分かるんです。不思議な感覚でした。


2回目の試験は今年の1月にありました。仕事を辞めることになった時期と重なり、心も体も落ち着かない時期でした。その中でできる限りのことをやって試験に臨みましたが、1科目も合格できませんでした。


それから7ヶ月。


人生で一番勉強した7ヶ月でした。


夢の中でノットの計算とかしていて、うなされてるんだろうかと思いましたが、それでも勉強は楽しかった。合否があることはプレッシャーで、それに関しては辛いなと思うこともありましたが、勉強を苦しいとか辛いと思ったことはありませんでした。


試験2ヶ月くらい前に急に焦りだして、これじゃ受からないと思って自分に鞭打ちそうになりましたが、


「よく考えてみて。5点しかとれなかった過去問も、今では満点取れるようになってきたでしょう?頑張ってきたじゃない?ダメなところばっかり見るんじゃなくて、できるようになったことを見よう。満点取ることが目標じゃない。試験に合格することが目標なんだよ。今まで頑張ってきた自分を信じてあげよう。よく勉強してきた。あとは試験当日に落ち着いて今までやってきたことを発揮できれば良い。」


そんな風に思いました。


試験当日は、前日よく眠れたこともあって体調も良く、いつものように問題を解けたと思います。少し緊張してたから、後から考えたらなんでこれ選んだん?と思う問題もありましたが、その時の私の精一杯の解答だったと思います。


実技が点数取れなかったので、次の受験は確定なんですが、来年1月の試験に向けて、また頑張りたいと思います。今度は5か月しかないので、1日1日大切に使っていきたいと思います。


気象予報士試験は、午前中に60分の学科試験を2本、午後に75分の実技試験を2本という結構ハードな試験ですが、今回は元気に受験できたことが一番うれしかったことかもしれません。試験を受けられるのも当たり前ではないこのご時世に、無事受験の日を迎えられたことは、本当に幸せなことだと思いました。


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試験会場は、東京大学でした。


今は各スクールから解答速報が続々と出されているので自己採点しながら、気象業務支援センターからの正式解答の発表を待っているところです。

合格発表は9月30日。


その発表を待たずに、次の試験にむけてのカウントダウンが始まりました。



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