(ネタバレあり)「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」観た
「タクシードライバー」や「キング・オブ・コメディ」、「ディパーテッド」「シャッターアイランド」を観た状態で臨んでみた。
結構予習していったけど物語全体のことは私は多分理解できてない。
なんかすごいんだ。
スケールとか演技とか。
オセージの民と…それを取り囲む人々と…インディアンがどうとか…壮大だったりでわからない、この映画を私は人に説明することができない。
エンドロールは太鼓からの環境音で、静寂の中、映画は終わる。
この太鼓から始まって太鼓で終わる構成はいいなあって思った。
太鼓叩きながらカメラアップして、オセージの一族?がたくさん映るところ、なんかこう、歴史に対して敬意を払ってる感じがした。
3時間20分の映画を鑑賞したのは初めてだけど、間延びした印象はない。
あと「ザ・ホエール」の彼が出てきてよかった。
敏腕なのですね。
レオ様の演技はピカイチだし、それと画面作りにも全く妥協がない。
まだアカデミー賞がどうとかいう時期じゃないけど間違いなく美術賞にノミネートする。
鉄砲を使って無情に人を殺すシーンは観ていて体温が下がる思いだ。
簡単に人を殺さないで…
様々な方法でオセージの民が60人以上殺されてしまうらしいのだけど、それはもう冒頭のシーンから始まってるんだけど、つくづく時代が違えば倫理観もちがうのだ。
ロバート・デ・ニーロの演技もすっごくいい。
本当に80歳なのか。
個人的に「ジョーカー」の時のコメディアン役を演じた時の印象が強く残っている。
もうすごいを超えて…かっこいいです。
あの域まで行った人間って何を見て何を考えているんだろう…レオ様は奥さんに注射するけど、治療がうまくいかなくて喚き散らしたりしてましたね。
そのシーンがすごくよかった。
そして最後の…読み聞かせコンサート形式でエピローグを追う展開が軽快で好き。
レオ様は主演男優賞待ったなし…
デ・ニーロも!
レオ様は毒を注射した罪で逮捕されてたけど、それは騙されてたってこと?
長尺な上に物語そのものも簡単ではないと思うし、またすごい映画が出てきたなあ。
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