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サピエンス全史

📘『サピエンス全史』
ユヴァル・ノア・ハラリ
2011

「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」
《人類種のなかでなぜホモ・サピエンスだけが生き残ったのか》
石器時代から21世紀までの人類の歴史を概観する書なっている。
ホモ・サピエンスの歴史を大きく4つに分ける。

第1部(4章): 認知革命(紀元前7万年頃)
第2部(4章):農業革命(紀元前1万年頃)
第3部(5章):人類の統一(紀元前34年頃)
第4部(7章):科学革命(紀元後1543年頃)

《人類はどのように発展してきたか》

👣250万年前
初期の人類は弱かったため 主に虫や骨髄を食べて飢えを凌いでいた。
👣30万年前
人類は火の登場により 食物連鎖の頂点に立つことになる。
👣7万年前
認知革命によって語る能力、想像力を身につける。
👣3万年前
大勢の群れを作り、他の人類を滅ぼした。
👣1万2千年前
農業革命によって狩猟採集から農耕に変化し、人口は一気に増えた。
👣5000年前
秩序が誕生する。人類はお金と宗教と帝国という3つの大きな概念を築き上げる。
👣500年前
人類は物事を科学的に分析するようになった。
👣200年前
産業革命が起こり、人類は時間で働くようになった

🌌
チンパンジーと同じく、人間も縄張りや餌のために戦うと人は思ってるけれど、それはたいてい間違いなのよ。第一次世界大戦でなぜドイツはフランスと戦ったのかしら。縄張りや餌が足りなかったからじゃないわ。1914年、両国の国民をみんな合わせても、宅地も食糧も十分足りてた。なのに戦争になったのは「物語」に合意ができなかったからよ。いまフランスとドイツは平和共存してるけど、これは領土が昔より増えたからじゃない。むしろ1914年よりずっと減ってるわ。広大な植民地を失ったんだもの。たんに新しい「物語」が見つかって、どっちの国もそれを信じているからなのよ。

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