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babu会vol.3 大阪・東京 ~渋谷すばるさんの今~


楽しかったーーーーー!!!
最高だったーーーーー!!!

毎公演、終わった直後の感想はいつもこれだった。

渋谷すばるファンクラブ『Shubabu』
そのファンクラブイベント「babu会」。
今年はvol.3、大阪と東京で2公演ずつ。
第1回はvol.0だったので、実質4回目となる。

ライブと、毎回ファンを喜ばせてくれようと工夫を凝らしたイベントコーナー。
今回はなんと、すばるくんが “AuDee” というアプリから隔週で配信している「スバラDee」というラジオの公開収録だった。


「スバラDee」の収録のこと


前半は「スバラDee」の公開収録。
ステージにはおなじみの柏田さんと太郎さんのお姿もある。


収録した分は、今後順次配信されていくと思うので(すばるくん曰く「もう1年分くらいあるんちゃう?笑」)内容については詳しく触れないが、とにかく毎回楽しかった。
久しぶりにあんなに笑った。
やっぱり「スバラDee」のリスナーさんはすごい!
いつか私もまたお便りを読んでいただけるように精進しよう。笑

Babu会とのコラボでは、いつものコーナーとは別にその会場限定のコーナーがあり、これは放送されることはないとのことだったので簡単に…。

(大阪)
3/19    すばメロ(すばるくんをメロメロにするセリフ選手権)→3人の方がステージへ。全員優勝

3/20    クイズ渋谷すばる(すばるくんに関するクイズを出題)
・お母さまを可愛いと思った瞬間は?
孫に会いたいというのを続けて断った時「もうええわ!」とキレたこと。
(行きたいと言われていたけれどなかなか時間が取れず、何回か断ることが続いてしまったそう)
すばるくんの「可愛いでしょう?」という声音がとてもやさしかった。

・バンドメンバー、本間さんのヘンなところは?
本間さんは漢方をいっぱい持っていて、症状を話すとそれに効くものをすすめてくれる "漢方おじさん” だそう。笑

(東京)
4/10    クイズ渋谷すばる
・コンビニで売っている物の中で、1番エモいものは?→ 3色ボールペン
・今ハマってるものは?→ 「三体」

4/11     すばメロ→全員優勝

ラジオの収録では、いろんなコーナーでバンドメンバーさんの話が何回も出てきた。
すばるくんは話す前から一人で笑っちゃったりして、ずっと楽しそうで嬉しそうで…メンバーさんのことが大好きなんだろうなと、とてもあたたかな気持ちになった。



babu会と「スバラDee」とのコラボ。
改めて考えてみると、終了した番組の同じスタッフさんと違う場所でまた番組を始めるというのはすごいことだと思う。

2010年10月のスバラジ初回からずっと、場所を変え形を変えて続けてくださっていることに、本当に感謝しかない。
すばるくん自身も、柏田さんも太郎さんも、この番組を愛して大切に想っていることが感じられて幸せな気持ちになる。

三人の生み出すあたたかな雰囲気が大好きだ。
すばるくんと柏田さんの絶妙で楽しいおしゃべりが大好きだ。
すばるくんのやさしくまっすぐな言葉も、それを話す声も笑い声も大好き。
どうかこれからも、ずっとずっと続いていきますように。

ライブの歌たちのこと

もちろん言うまでもなく、ライブも最高だった。
セトリもアレンジも、どんどん進化していく歌たち。
すばるくんはある曲では少年のような熱をぶつけてきて、ある曲ではオトナの深みと厚みを見せてくれた。


今回はとにかく息をするのも忘れるほどの疾走感で。
すばるくんとすばるバンドは初めから全開で、ラスト2曲前までは息もつかせず駆け抜けていく。
それに置いて行かれないように一緒に駆けていく感じがたまらなかった。

そうなんだ、すばるくんは絶対誰も置いていかないとわかっているから。
全員を引っ張って連れて行ってくれると信じられるから、安心してその音を身を委ねられるのだと思う。


始まりはセッションから。
インストゥルメンタルから終盤、英語詞が入る。
めちゃめちゃカッコいい。
一気に高まる気持ちと上がる熱。
(この曲は『二歳と1328日』ツアーのSEで使われていたものだと後から教えていただいた)

そこから「爆音」になだれ込む。
初めから全速力だ。
大好きな ”初期衝動” のシャウト、アウトロの咆哮のような叫びもどんどん熱を上げてくれる。
(ちなみに、"初期衝動" のところ、大阪2公演ではシャウトで聴かせてくれたけれど、東京2公演はメロディー通りに歌っていて、アウトロの咆哮もなかった。まさにその時その場所だけの歌。ライブの醍醐味だ)

BUTT」「ぼーにんげん」「ベルトコンベアー」は、ほぼ切れ目のないメドレーだった。
鼓動が高まる。すばるくんもバンドも止まらない。

それから「ぼくのうた」へ。
初めてのアレンジだった。
今回の "すばるくんのうた" はとても力強く、やはり疾走感にあふれていて。

「もう絶対に音は止めたくない」
以前に伝えてくれた、そんな言葉を想った。
揺るぎないものを抱きしめて、今までのすべてを抱えたまま先頭切って駆けていくすばるくん。
会場が熱く、ひとつになっていく。
言葉にならない想いをぶつけるような、アウトロのすばるくんのハーモニカも最高だった。

その後に流れてきた聴き慣れないイントロ。
まさかの聖闘士星矢のテーマ、「ペガサス幻想」だった。
以前、ラジオですばるくんが気持ちよさそうに熱唱したという曲。
Babu会4公演でも、ものすごく気持ちよさそうで、歌い終わって毎回「…気持ちいい」の言葉がこぼれていた。

そこから、
「ラストスパート、行くぞ―――!ついて来いよーー!」
の言葉に煽られ
ワレワレハニンゲンダ
今回はオリジナルに近い感じのアレンジ。
拳を上げて「ニンゲン!ニンゲン!」と叫ぶ。
腕を振ってステージへ熱を送る。


そして
「行けるか――行けるか――!行け――――!!」
から「」へ。
いけ!飛べ!と叫ぶ。拳を突き上げる。
熱い。最高に楽しい。
全部を出しきる。歌に、音に飲み込まれる。
それが、最高に気持ちいい。

歌い終わって荒い息を整え、
「ありがとう」
とすばるくんは言った。
「babu会では他の方の歌も歌わせていただいたりしてます、別に決めているわけではないんだけど。さっきも『聖闘士星矢』歌ったんですが、もう1曲カヴァーをやります。『SWEET MEMORIES』」

…泣いてしまった。
2016年にリリースしたアルバム『歌』に収録されていた曲。
その年のソロツアーのステージで聴いた。
そして8年の月日を経て、今。


イントロの本間先生のピアノからもう、会場の空気が変わった。
それに絡まる大宮さんのギターも素敵だった。
そしてすばるくんの声が泣いているように聴こえて。女性目線なのだけど、そこにはしっかり42歳のすばるくんがいて。

うまく言えないけれど、すばるくんのカヴァーは曲の世界を丁寧に大切に伝えながら、でもしっかりとすばるくんの歌にもなっている気がする。
大好きだ。

その曲を歌う声や表情、ブルースハープの響き。
やっぱり、すばるくんの歌でしか震えない糸が心の一番深いところにある気がする。
その声に抱きしめられ、包み込まれて、流れた涙は心の深いところにそっと沁み込んでいった。

『歌』ツアーの頃ともまた違う、8年間の時間と経験を重ねてもっと深く心に響いてくる、今のすばるくんの「SWEET MEMORIES」だった。



"グループの時と同じことをしていては、それならなぜ辞めたの?という気持ちにさせてしまうのではないか、と自分が書いた曲だけを歌うことにこだわってた"
という言葉を読んでから、ずっと胸が痛かった。
だからがすばるくんが昨年のBabu会から、またカヴァー曲を歌うようになったことが本当に嬉しくて。

もう思うままに生きて、歌いたい歌をぜんぶ歌ってほしい…それを聴けるだけで本当に幸せだから。
改めてそんなことを思ってしまった。

ラストは「キミ」だった。
バンドメンバーがはけた後、すばるくんは一人ステージに残って、アコースティックギター一本とその声だけで聴かせてくれた。


『二歳』ツアーのアンコールを思い出した。
でも今一人で歌うすばるくんの後ろには、きっとあの頃よりもたくさんの仲間がいて。

「キミ」は会場にいる全員へ、そしてそこにはいない仲間たちまでにも届くような、あたたかなエールを込めた歌になっていたように思う。
とてもとても優しい「キミ」だった。


ファイナルの東京2日目、「キミ」を歌う前。
すばるくんはステージの前に出てバンドメンバーさんを呼んで。
5人で手を繋いで、「ありがとう」と言ってくれた。
(その後、メンバーさんは捌ける時も4人で手を繋いでいた。すばるバンド…可愛い…)


今回のライブ、すばるくんはフロントマンとしてみんなを引っ張っているのだけれど、一人で突っ走るのではなくバンドを信頼してファンを信頼して、ちゃんとそこに自分を委ねられているように感じた。

最高のバンドとともに、会場にいる全員の想いと熱を受け止めて、それ以上の想いと熱をひとりひとりに返してくれる。
あの特別な場所では、みんながそれぞれにすばるくんと繋がっていた。

そして、バンドの皆さんも素晴らしかった…
すばるくんとぶつけ合う音と熱がたまらない。
それぞれの見せ場、聴かせどころもちゃんとあって。
引き合って生かし合って高まっていく。最高。

本間先生は鍵盤なので移動したりしないし、特別派手な弾き方をしたわけでもないんだけど、すばるくんの歌に時に寄り添い時に引っ張り合って…ずっと熱かった。
ある公演の時、席の関係でずっと見えていた、その横顔が本当に素敵だった。


大宮さんは前に出たり横に動いたり、煽りもめっちゃカッコいい。もうすばるバンドに欠かせない熱いギタリスト、でもバラードではしっとりと一音一音を聴かせてくれていた。


茂木さんは変わらない信頼感。力強いリズムでバンドを下から支えている。新アレンジの「ぼくのうた」のドラムの強く熱い音は体中に響いてきた。


そしてバンマスの安達さん。今回もリズムを支えしっかりバンドを締めて引っ張っていってくれる。煽りもやっぱり最高だった。
すばるバンド、本当に大好きだ。




(東京公演のこと〜挨拶など〜)

東京公演の会場、Zepp DiverCityは2015年のグループ時代のすばるくんのソロツアー『歌』で訪れた会場だ。
時を経てもう一度、連れてきてもらえた。
こんな形で、この場所でまたすばるくんの歌を聴くことができるなんて、本当に幸せだ。


東京1日目のラスト前の挨拶で、すばるくんは
「babu会、楽しいね〜」
と笑顔で伝えてくれた。
「ここで、Shubabuの皆さんとでしかできないことがある」
「生きててよかった。頑張ってきてよかった…皆さんとこんなに楽しい時間が持てた…最高です、ありがとう!」

こちらこそ、だ。
生きててよかった。すばるくんに会えてよかった。
頑張ってきてよかった。すばるくんに会うために、頑張ってよかった。


ファイナル2日目のラスト前には
「今年も無事にbatu会ができてよかった。嬉しいです。vol.0もあったから…vol.1、vol.2ときて、今年がvol.3で。
 Shubabuの皆さんとのこういう時間は、ずっと大切にしていきたいと思ってます。babu会という形にはこだわらなくても、いろんな形でずっと続けていこうと思います」
そんなふうに言ってくれたすばるくん。


Shubabuを大切に想ってくれて、babu会を心から楽しんでいることが伝わってくる。
ちょっと嬉しいトクベツ感。
ニンゲンは本当に幸せだ。ありがとう。

そして
「今年は……頑張ります」
「アコースティックライブや…フェスにも出ます。そう、対バンも」
「7月までは毎月どこかで歌ってますね。7月からは…ちょっとゆっくりします」
なんて言いながら
「7月からは…どうなるんでしょうね、こんなもんじゃないですよ」
と。


ファイナルでは
「7月までは毎月どこかで歌ってるけど、7月までの命です。悲しんでください」
なんて一度悲しませておいて
「そろそろ本気出します。どれだけの年数いろんなことをやってきた人間か…忘れてる人もいるかもしれないけど」
「渋谷すばる!って感じでやっていきます」
と力強く伝えてくれた。


「こんなもんじゃない」「本気出した」すばるくんはどこまでいくんだろう、どこへ連れて行ってくれるんだろう。

誰ひとり置いていかず、みんなを連れて。
これからもずっと、旅は続いていくのだ。
そのことが心から信じられる、そんな幸せな4日間だった。



babu会vol.3、すばるくんはラジオの公開収録の時は可愛くてやんちゃで、ライブになったら熱くてカッコいいフロントマンで。
そして、とても頼もしかった。
何かを突き抜けたような、確かなものを手にしたような、そんなしなやかでしたたかな強さと、そして同時に深く大きくなったやさしさを感じた。
「何にも怖くないんです」
前に伝えてくれた、そんな言葉を思い出した。

自由で楽しそうで、無理をしている感じがなくて。
スバラDee」のお二人やバンドメンバーさん、そしてShubabuのニンゲンたちを信じて気持ちを開いてくれていることが感じられて。
それが本当に嬉しかった。


すべてが思い通りではないかのもしれないけれど、今やりたい事ができていて、今のベストな "渋谷すばる" を魅せてくれている。そう思えた。
(すばるくんはいつもそうだったけれど。いつだってずっと、その時その時できうる限り最高のものを届けてくれていた)

だから今の渋谷すばるをもっともっとたくさんの人に聴いていただきたいと思う。
できることならあのバンドで。 


これからのこと

すばるくんの言葉通りこれからもライブは続いていく。


4月29日(月・祝)
舞鶴の「MAIZURU PLAYBACK FES.2024」への出演


5月11日(土)  と5月12日(日)
「すばるの部屋・3回目〜俺ん家、寄ってかへん?〜」(アコースティックライブ)
@東京 浅草花劇場


6月9日(日)@東京 豊洲PIT
7月20日(土)@大阪 味園ユニバース
「渋谷すばる/アイナ・ジ・エンド」(対バン)

7月21日(日)@大阪 味園ユニバース
「渋谷すばる/赤犬」(対バン)


ドキドキする。わくわくする。
わたし自身、思いきりライブを楽しみたいのはもちろんなのだけれど。
それと同時に、このフェスや対バンが誰かのすばるくんとの "初めて" や "もう一度" の出会いのきっかけになるといいなと思う。


真っ直ぐに歌い続けてきたすばるくんの "今" が伝わりますように。
きっとすべてを歌に込めて伝えようとする、その想いが届きますように。

それを受け止めて、その後のことはそれぞれの気持ちのままでいいから。
とにかく今の、すばるくんを知ってほしい。
その歌を聴いてほしい。


これからでもチケットが取れる公演なので、気になった方はどうかぜひ一度、ライブ会場という最高でトクベツな場所へ足を運んでいただけたらと思う。



心をつかんで震わせて引き寄せられる
すばるくんの声、ブルースハープの音。
背中をそっと押して道を照らしてくれる
笑顔、言葉、真っ直ぐな生き方。

本当に、歌うことで皆を幸せにして力を与えられるひとだと思うから。

すばるくんが生きて笑って歌っていること。
それだけでいい、それ以上に幸せなことはない。
「生きててよかった」
と言ってくれた、その言葉を聞けて幸せだ。

きっとずっとこれからも。そう信じられるから。
また頑張れる。生きていける。
今までも今もこれからもずっと。
幸せな時間を、本当にありがとう。

babu会vol.3   ライブセットリスト

1. セッション
2. 爆音
(3.) BUTT
(4.) ぼーにんげん
(5.) ベルトコンベアー
6. ぼくのうた
7. ペガサス幻想(聖闘士星矢)
8. ワレワレハニンゲンダ
9. 池
10. SWEET MEMORIES
11. キミ



ボーカル、ハーモニカ、ギター
:渋谷すばる
ギター:大宮啓之
ドラム:茂木左
鍵盤:本間ドミノ
ベース:安達貴史


2024年3月19日(火)・3月20日(水)
@大阪・Zepp Osaka Bayside

2024年4月10日(水)・4月11日(木)
@東京・Zepp DiverCity


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