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デイリーニュースのPodcastに取り組む、イギリスの新聞社「エコノミスト」

本記事は上記の記事を要約して構成されています。記事公開日: 2019/2/3

Podcastで企業のブランディングを行い有料会員を増やす。この取組に挑戦するパブリッシャーの数は増えている。今回はイギリスの新聞社「エコノミスト(The Economist)」の取り組みを紹介する。

公開されているPodcastの番組名は「インテリジェンス(The Intelligence)」中心課題はブランド認知だという。

更新時間は午前11時、20分ほどの国際時事問題を取り上げる。番組は3部構成となっており

・大きなニュースに関する分析
・さらに奥深く掘り下げる特集トピック
・少し軽めのトピック

となっている。他のデイリーニュースと比べて世界規模のニュースや普段ならニュースにならない重要なトピック(中国で贈り物として定番の「月餅」の売り上げによって経済の健全性の指標として読める、等がある)を取り上げることで差別化を測っている。

エコノミストとしてはPodcastに取り組む事は初めてでは無い。2006年から始めており、5つの週間更新と1つの月間更新のPodcastがあり2018年でのPodcast広告は50%増加したという。

動画再生途中に再生されるプレロール広告に比べるとPodcast広告で発生するインプレッション単価が良く、広告配信側からみてもエンゲージメントが高い傾向があるためデイリー更新されるPodcastを制作する流れとなった。

しかし、デイリーニュースを配信するPodcastの数は増えつつある

・英: ガーディアン「トゥデイ・イン・フォーカス(Today in Focus)」
・フィナンシャル・タイムズ「FTニュース」
・BBC「ビヨンド・トゥデイ(Beyond Today)」
・ニューヨーク・タイムズ「デイリー(The Daily)」
・ワシントン・ポスト「ポスト・レポート(Post Reports)」

と大手メディアが続々と始めているのでデイリーニュースという分野では飽和状態に達しつつあるのではないかという恐怖も存在している。

しかし、ラジオ・ジョイント・オーディエンス・リサーチ(Radio Joint Audience Research)の統計によると、週に1回はPodcastを聴く人は2017年の550万人から2018年には690万人に増加、年々Podcastを聞く人は増加しており、成人人口の13%にも達する数の人がPodcastを聞いている計算になる。

Podcastを聞く習慣を持っている人が増えている傾向と、前述の世界経済を取り上げている特色を打ち出して差別化を図っている。


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