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ラジオドラマ界の重鎮、藤井青銅「タイムマシーンRADIO 歴史WEB2.0」のポッドキャストが面白い

「当時インターネットラジオがあれば、清少納言のアイドル番組とかあったでしょうね」

この一言から始まった、藤井青銅さんが台本を書いて出来た2~3分の"歴史上の人物による、当時あっただろうラジオ番組"「タイムマシーンRADIO 歴史WEB2.0」が始まりました。

元々はYouTubeに上げていたようですが、2~3分の番組が30個ほどあるのでポッドキャストとしても公開されているこちらの方が聞きやすいです。

こちらの番組、元々は書籍「歴史Web」がヒットして新装版を出すことになった「歴史Web2.0」の宣伝番組。

歴史Webとは

卑弥呼、紫式部、源義経、織田信長、坂本竜馬たちはどんなブログ、どんなホームページを作ったのか?構想2分制作2年の、壮大な歴史再現プロジェクト。

"大昔からインターネットがあれば関ヶ原の戦いの時はもちろん2ちゃんねるで実況スレが盛り上がる" といった事が書かれています。

こう言った内容をそのままラジオ番組に落とし込んだ企画物番組が「タイムマシーンRADIO 歴史WEB2.0」

番組紹介

たとえば

清少納言のアイドルラジオ「セイセイの春はあけぼの♡」

セイセイ(清少納言のニックネーム)がハガキを読み上げるコーナーが存在し「あなたのみつけた、いとおかし、聞かせてくださいね♡」とか言ってる

義経・弁慶のオール源氏ニッポン!

深夜ラジオ番組、義経と弁慶の仲が良い。「こんな観進帳(要は寄付募集の巻物)はイヤだ」のコーナーが存在し、お便りは矢文で届く。

大江戸わいわいワイド

午後のワイド番組。「侘び寂び求めてどこまでも・奥の細道!」で番組リポーターの松尾芭蕉が一句詠みます。MCの人から"あいつ前に西のほうに旅して俳句詠んで、結構評判になったから、味を閉めたんだね"という物言いで扱われ方がわかる。

こういった番組が30個ほどあり、とても面白い。

評判

Apple Podcastのレビュー欄(2020/7/17現在)のスクリーンショットはこちら。

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解説文がとても少なく、インターネット上にもどういった番組なのかの説明も少ないにも関わらず162件の評価がついているのは評価が高いのでは? と思います。

あとめちゃくちゃインターネット上での情報が無い。こちらの本で知りました

藤井青銅とは

ちなみにラジオドラマ界の重鎮(釣りタイトル)藤井青銅さんとは

作家・エッセイスト・脚本家。第1回「星新一ショートショートコンテスト」入選を機に作家となり、同時に放送の世界でも活動をスタート。多くのラジオドラマを書く。また、初のヴァーチャルアイドル「芳賀ゆい」を創ったり、腹話術のいっこく堂を衝撃的に売り出すなど、プロデュース面でも活躍

伊集院光、ウッチャンナンチャン、いっこく堂、オードリー。放送作家として数多くの才能を見出し、彼らのブレークのきっかけを作った人。という方。

最近は音声コンテンツが賑わってきているので、ポッドキャストとして公開されている藤井青銅さんの作った番組を聞いてみるのも面白いかなと。

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