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日記:気候変動時代におけるおしゃれな過ごし方はまだ不明ですが

9月に入ってから、少し涼しい日が続きました。

朝晩が涼しい。
もしかしたら湿気が減ったのかしらん。などと思ったり。
また一方で、もしかしたら昔の日本は、というか私が生まれた頃の夏の夜は、こんな感じだったのではないかとも思っています。

日中の肌の火照りがおさまる感じ。風が気持ちよくて力が抜ける感じ。
「夏は夜」などと勝手に、中学校の記憶が呟きだす。

そして猛暑だったこの7月8月を思い返すにつけても、もし夏の夜がこんなに涼しいのなら、夏という季節はとてもお洒落だろうになあと思ったりする。

なぜそう感じるかと言えば、つまりは風土に即した「やり過ごし方」が歴史的に確立されているということなんだろうと思います。

お洒落はTPOが大切ですからね。TPOをどう料理するのかっていうところがセンスでしょうから、日中は暑く、夜は涼しい夏という季節にぴったりの粋な過ごし方が、たくさん蓄積されている。

となるとこの気候変動時代における、日本列島の「お洒落」ってどういうものになるんでしょう。
そんなことを当てなく考えたりします。

今週はいただきものの梨と柿も食べました、気候が変わっているとはいえ、そして家計が楽ではないとはいえ、まだ何とか四季を楽しめるのがありがたく、もったいないことであり、将来失われる可能性があるものだとも思います。

こんな風に噛み締めるように味わうのではなく、もっと普通に、平和に、四季を楽しめる世の中であれかし、と心底思います。

[日記:2023年9月10日]

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