胆大心小・智円行方
胆大心小・智円行方
孫思邈曰く、胆は大ならんことを欲し、而して心は小ならんことを欲す。
智は円ならんことを欲し、而して行は方ならんことを欲す。
孫思邈は言った。動く時は大胆に、かつ細部に注意を払いなさい。
智慧は大円の鏡に像を映すように広大に、かつ正しい方向性で実践しなさい。
自分なりに解釈しました。
「肝が据わっている人」「胆力のある人」は大胆に動くことができます。
人間の臓器の「肝臓」「胆嚢」は、心理に影響し、実行力に影響します。
しかし、実行力があっても、闇雲に走ってはつまずいてしまいます。
なので、大胆に行動する中でも、細かい所まで気を配りができる「心」が必要と言われています。それには「知力」が必要です。
大きく行動する「大胆さ」と細部に注意を払える「心」綿密に洞察できる「知力」
それらが揃って安全に行動することができます。
安全に行動できるとしても、方向性が間違えていれば成功することができません。
努力しても結果が出ないと嘆いている時は、まさにこういうことなのかもしれませんね。
私も努力の方向性を間違えないように、うまくいかない時は正しい方向で努力しているのかを考えようと思います。
安岡正篤先生は
今の世の中は智は円になり損ね、行は方になり損ねている。
と言われています。
正しい方向性で努力するとはどういったことでしょうか?
私はその努力が人の為になるか、社会のためになるか、困った人の役に立つか
ということだと思います。
知識があっても、頭がいい故に悪いことを考えて事件を起こす人
知識があって行動力があり、社会に貢献できる人
知識はないが行動力があり、失敗する人←20代の頃は自分もそうだった
知識はイマイチで行動もイマイチな人←現在の自分
この私の拙いnoteも少しでも誰かのお役に立てればと思っています。
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