池橋弥助

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オンライン会議に向いている人

コロナと緊急事態宣言を受けて、私も在宅勤務になりました。 いま塾業界は、オンライン授業に適応するか、さもなくば潰れるかの2択を迫られています。私の勤める塾はオンライン授業に移行しましたが、周辺の塾は次々と姿を消していっています。 複数校舎を持つような中規模以上の塾の閉塾は、どちらかといえば戦略的撤退の感がありますが。 そういうわけで、私の仕事でも打ち合わせはZoom、生徒への授業もZoomと完全オンライン化したわけですが、これが 超 快 適 なんですね。 「在宅」

    • 映画『ジョーカー』感想

      遅ればせながら映画『ジョーカー』を観てきました。 結論から言うと「良作で名作であるが、感動しない(特に心が動かされない)」でした。 役者の演技も素晴らしい。演出も良い。映画の構成要素1つ1つには何の文句のつけようもないので、間違いなく良作だと言えます。 しかし、なぜ感動しなかったかといえば、「現実を超えられなかったから」、この1点に尽きるでしょう。 社会に復讐を誓うに値するほどの残酷な境遇……ですが、私は本作と同等かそれ以上に残酷なノンフィクション作品を知っていますし、「作

      • 『Fate/Grand Order』のソシャゲとしてのレビュー

        FGOをストーリーの良さやキャラクターの可愛さ・かっこよさ等を無視して、「ソーシャルゲーム」として良い点・悪い点の評価をしてみる。 私が今までに遊んできたいくつものソシャゲとの比較。 ・評価点 ①インフレ……なし インフレとは敵・味方のステータス値が上昇していくこと。インフレがあると「1年前に攻撃力1万で最強だったキャラクターが、攻撃力2万が当たり前の現在では雑魚」という悲しみが生まれる。強くあるためには常に最新のキャラクターを獲得し続けねばならず、疲弊する。 FGOは実装

        • 『鋼の錬金術師』の等価交換を考える。

          影響を受けた少年漫画ということで、触発されて私も書いてみる。 私が取り上げたいのは荒川弘『鋼の錬金術師』(ハガレン)である。ただ実のところ、読んだ当時に私がどんなことを感じていたかはあまりよく覚えていない。 ということで、現時点からの解釈がほとんどとなるが、ハガレンについて語っていきたい。 『鋼の錬金術師』は、エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックの兄弟を主人公とするダーク・ファンタジー作品である。 幼少の頃、流行病で愛する母を失った兄弟は、その類稀なる錬金術

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