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徒然なるままに日暮らし


こんばんは。空峯 千代です。

タイトルは誰もが1度は聞いたことのある兼好法師の「徒然草」冒頭部分ですね。
言い得て妙、と言いますか。まさに「徒然なるままに」日を暮らしているといつの間にか時間が過ぎ去っているものです。
硯に向かうかのような心持ちで今まさに文面をしたためておりますが、その反面ぼんやりとていて頭がスッカラカンになっているような気もします。

さて。今回の記事は物書きの備忘録にてございます。

いでや、この世に生まれては

コロナ禍で世がパニックになって数ヶ月。
ほぼほぼ落ち着いてきたようで私の通う大学も来週から通常講義となりました。

そもそも外出自粛中もずっと文章を書いていたのでほとんどヒマと呼べる日はなかったのですが、最近は有難いことに予定が増えました
私用であったり人との予定であったり、また遂行すべきタスクであったり個人的にやってみたいことであったり。卓上カレンダーは予定を表す丸いシールでカラフルに彩られています。

ただ頭はぼんやりしているようで、ネジが数本抜けてしまったかのように間が抜けているのです

例えば「日曜かと思えば土曜だった」なんて可愛い方で、7月かと勘違いして母に「今日誕生日じゃないの?」と聞いたり、「note始めて1ヶ月だよなあ」と思っていたら先月のことだったりと月単位に及ぶ勘違い。

はたまた、音楽を聴いていてもイマイチ入ってこなかったり、入ってきても心が微動だにしなかったり。夕食中にぼんやり考え込んで食事を半ば機械的に行ったり。

LINEもプライベートなものは9割型おざなりになってます。返信する気力が無いので。

言わずもがな、明らかな絶不調です。

大した欲はないけれどそろそろネジを締め直したいところ。

深う愁へに沈める人の

それとちょっとした気づきもありました。

何度か記しておりますが、私は恋愛依存&セックス(快楽)依存に陥っております。
これに関しては心療内科で相談もしましたが今のところ根気で粘り強く耐え忍んでいます。

ただ日々を過ごしていて、とある瞬間にハッとした。

私が依存しているのは恋愛や性行為ではないんじゃないか?」

これです。

そもそも私は恋愛依存でなければセックス依存でもなんでもない。ただの""依存症""なのではないか?

一重に愛情が求められればなんでもいい。依存できるなら誰でもいい。
結果的にわかりやすい形が""恋愛""であるから無理やり落とし込んでいるだけでは?

愛情を確認する方法として性行為は非常に効率がよい。肌に触れて熱を感じて相手とひとつになることで言外にコミュニケーションをとれるからだ。
愛欲や快楽が満たされる感覚が味わえる効率的な手段だから""性行為""を求めるのでは?

要するに、心に巣食う巨大な感情からくるクセですね。もはや飢えと言ってもいい。
甘い汁を啜ると味をしめて「もっともっと」と求める。それが依存へと繋がる。
ここで私ができることは2択。「甘い汁の味に慣れる」か「甘い汁の味を忘れてしまう」。

現時点、私は後者の道を歩んでいます。

「しあわせ」というのは非常に甘く何物にも変えがたいものです。
そして求めれば際限のないものである。
なら私が取る選択は「現状をしあわせだと噛み締めること」です。望むから依存に繋がる、ならはなから望まなければいい。
ごはんを美味しく食べられて、音楽に感動できて、外に出て活動できる。それが私の「しあわせ」です。

あくまでこれは私自身のものさしで考える「しあわせ」なので万人に当てはまるとはちっとも考えていません。あしからず。

あだし野の露消ゆる時なく

それから、これは恐れていたことで予測が着いていたこと。


どうやら感情が少しずつ薄れてきているらしい。


アンドロイドじゃあるまいし何を言うかと思われるかもしれないけれど、心の痛覚を無くすことでメンタル面のダメージをケアする手法がある。
意識的な自己防衛のようなもので現代社会人はこれを多用している人が多くいるんじゃないかな。

私はマイナスな感情になったらとりあえず笑顔を作る、文章化することで感情を昇華する、そして前述の心を鈍くする手法を取りつづけた。

するとどうだろう。
喜怒哀楽そのものがだんだん薄れてしまっている

もちろん、こうなることはなんとなくわかっていた。ただこれ以上に取れる手段が私には無かったのだ。

この備忘録を読んでくれたあなたに伝えたいのは一言。「私のようにならないで欲しい」。これに尽きる。
もちろん今の生活様式を変えなければいけないし誠心誠意自己のために尽くす。ブログを書く。物語も書く。しかしながら私はあまりにも不器用が過ぎる。だから良くない方へ足が向かっていく。


なればこそ生きるのが下手な物書きを反面教師にして欲しいのだ


最後まで読んでくれてありがとう。それでは、お休みなさい。

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