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凛として謳歌―歌い手ぱうろ―


お久しぶりです。空峯 千代と申します。
最近はずっとはてなブログに物語を投稿してばかりだったので久々のnoteですね。

すでに 「どんなふうに書いていたっけな」とぼんやり思い返しておりますが、なるべくフランクに書くので。スナック感覚で読んでもらえれば幸いです。

今回は今年の6月に歌ってみた動画初投稿を果たした新進気鋭の実力派・歌い手のぱうろ(Twitter @Paulo_Fst856)さん(以下敬称略)を紹介します。


ぱうろとは


なんだろねえ...............。


実を言うと、彼とは今年の春に縁あってTwitterで繋がったのですが、未だにつかめません。
ビジュアルが三色団子で社畜。よく筋トレしていて(よくゴリラを想起されるのはこのため)、おおらかさとエンターテイメント性の高い素材が功を奏してよく周りからコンテンツにされる(ペンライト、Tシャツ、ブログなど)、So interestingな成人男性ってとこです。
私から言えるのは、"おもしろい三色団子"ってとこですかね.........?

詳細を知りたい方は、以前インタビュー記事を書いたので、こちらをどうぞ。


🍡ぱうろさん🍡七不思議

https://chiyo-1215.hatenablog.com/entry/2020/04/06/213559


歌い手 ぱうろ


2020年6月13日に「【ぱうろ】ユーベルコード【歌ってみた】(https://nico.ms/sm37019421?cp_webto=share_others_androidapp ) 」を初投稿してからも歌ってみた計4作(うち1作はコラボ)を世に出して絶好調の彼ですが、 歌ってみたを投稿する前からライブ出演やツイキャスで行うライブ配信など、精力的に歌っておりました。

特にビックリするのは、引き出しの広さ


これは彼がツイキャス配信をしていた時の1部音声なんですが、ちょっと聴いてみてください。

https://twitter.com/Paulo_Fst856/status/1238642347681841154?s=19


.....................ね?


それから僭越ながら彼がライブした時のセトリを掲載しておきます。

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(↑参考:御本人のTwitterにて)

まず、圧倒的にシャウトが素晴らしいこと。(当初は温厚なイメージだったためギャップがすごかった)
燃えるようなラウドロックから穏やかなバラードまで歌いこなせる実力派。
それからライブのセトリ曲を参照していただきたいんですが、これらの曲を生で歌えるって相当な実力がないと出来ない芸当なんですよね。
レベルの高い曲を歌おうとしても、かえって歌の良さを殺してしまいますから。

歌える曲の幅広さや武器になる技術の多さはまっすぐ"上手さ"に直結してて、彼が存分に歌える人間なんだってことが現れてると思います。

歌ってみたで投稿している動画の選曲も難しい曲ばかりなんですが、どれも聴いている側が笑っちゃうくらいイキイキと歌ってて。
歌いこなしつつこの上なく楽しそうなんですよ。リスナーに伝わるくらい歌う本人が躍動している。それも彼の歌の魅力なんじゃないかな、と感じますね。

たくさん言いたいことがあって、ひとつひとつに感想をあげ連ねていると日が暮れてしまいそうなので、私のお気に入り1曲に的を絞って少しばかり書きます。


【ぱうろ】猛独が襲う【歌ってみた】


画像2


2020年7月2日に投稿された歌ってみた第2作目の「【ぱうろ】猛独が襲う【歌ってみた】(【ぱうろ】猛独が襲う【歌ってみた】 https://nico.ms/sm37124338?cp_webto=share_others_androidapp)」。

正直どの歌ってみたも好きなんですが、私はこれがダントツで好きですね。

こちらはオリジナルは一二三さん(Twitter @Hihumi_v)、mix&エンコードははまひろさん(Twitter @hamahiro3)、ボーカルがぱうろの渾身の動画で、初見時に聴き惚れました。

恥ずかしいことに上手く言えないんですけどね、この歌"生きてるな"って感じるんですよ。
単純な熱量やエネルギッシュな側面のことじゃなくて、悲しみも孤独も全てを突き抜けていく強さを感じる芯のある歌だって。
そう思えるくらい表現が際立ってるんです。

「猛独が襲う」の叙情的な歌詞と裏打ちのビートが気持ちいい、疾走感のある曲調。
そこに乗るぱうろの駆け抜けるような歌い方がね、すごくいいんです。物悲しいのにやけに晴れやかに感じるというか、澄んでいくような感覚になる。
それに、低音(A,Bメロ)と高音(ラスサビ)のバランスもこれまた良くて。ラストのサビは「どこからその声出てるんだ」ってツッコミたくなりましたね。

「ここいいな」と思うポイントを言い始めてると「導入のため息からいい」やら「低音が死ぬほどかっこいい」やら.........etc でキリがないんですが。それくらい細かく表現してるんですよ。凝縮されてるんです。4分12秒の中に。

例えば、サビの末尾にかかるビブラートの繊細さ。例えば、「苦しみ」の「み」で強くなって、「沈んでんだ」で突き放す歌い方。
それなら、「面倒だなんて」 の「なんて」で上がるところとか。「「面倒だ」なんて」って言葉としても抜かりなく表現されてるあたり抜かりないなって。

私は特に「例え何度泣いたって...」 の部分からが好きで。やわらかい歌い方に哀愁と諦観が滲んでるように感じるんです。
そこから「壊れぬように」「壊さぬように」 で、まるでそっと触れるかのように歌ってくれる。
「握り潰していたんだろう」の 優しい語りかけるような歌声に、胸が締め付けられる。
トドメにラスサビの高音。暗い夜を貫く、突出した力強さのある歌声。
「月が照らしたって」でさらに上がり、最後のロングトーンなんて見事で爽快さすら覚える。しかもコーラスまで美しくて後味もいい。
なんというか、期待を裏切らない堂々たる歌いっぷりですよね。ここまで来ると。

端々に浮かぶ寂しさ、寂寞感を突き放していく。
聴いていてしゃんと背筋の伸びる歌。私はそんなふうに感じました。

生きてると必ずどこかで誰かと衝突するでしょう。
血の繋がってる人間でさえ、趣味も趣向も考え方もなにからなにまでちがう訳で。他人のことなんて尚更よく分からないじゃないですか。
好きだった人を嫌いになったり、独りでいたいけれど無性に誰かの傍にいたくなったり。人間ってそういう生き物だから当たり前だけれど。

人との関係を憂えてわけも分からず泣きたくなる、そんな時に聴きたくなります。
不思議な話、悲しさが満ちている曲のはずなのに、聴いてるとなんとなく「大丈夫」だと思えるんですよね。孤独で押しつぶされそうな、そんな夜があっても大丈夫じゃないか、って。
どんなに独り寂しい夜があっても、駆けていけるエネルギーをお裾分けしてもらえてる気がするんですよ。この歌聴いてると。

誰の人生もつづく


ひとつの曲でも聴く人の数だけ解釈はちがうものです。
それをカバーという手法で形にできるのが、いわゆる歌ってみた動画ですよね。
となると 、"同じ曲でもその人の解釈でその人の表現ができる"ところが歌ってみた最大の特色だと思うんですよ。

『猛独が襲う』は曲そのものが好きで、一時いろいろな歌い手さんの歌ってみたを聴き漁ってました。
様々な意見はあると思うんですけど、そのなかでも個人的にはぱうろの歌う『猛独が襲う』が1番好きです。 だって、一点の曇りもない歌いっぷりじゃないですか。

タイトル通り始まりから最後まで悲しみや寂しさ、言いようのない孤独が付きまとう曲なのに。
感傷を呑み込んで突き進まんばかりに、清々しいくらい格好よく歌うじゃないですか。
自分が小っ恥ずかしいぐらい素直に「いいな」と思えてしまうのは、彼の歌が恐ろしく眩しいからでしょうね。きっと。


こんなことを書くと元も子もないけれど、私が1000の言葉を並べるよりも、実際にぱうろの歌を聴いた方が早いです。いやほんとに。

以下は彼の投稿サイト&SNSのリンクになってるので、気になった方は飛んでみてください。奴はなかなかエンターテイナーです。


ぱうろの各リンク

YouTubeチャンネル

bit.ly/2CvKkBQ

ニコニコマイリスト

bit.ly/2Y7nacx

Twitter

https://twitter.com/Paulo_Fst856?s=09

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