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これが人生、人間だもの

どこまで歩いていけばいいのだろうと思う。このエッセイにしてもいったいどこまで話したらいいのか加減がわからないけど、まあ、そこは上手いことやって行こうと思う。「知りすぎると奴隷となる。それが真実。」これは自分のファンタジー小説で書いたセリフだ。真実を知るということは時に残酷でもある。そんな気持ちを込めて書いた。私はここではエッセイを書くけど本当のことは書かない。本当のことに嘘を混ぜて書く。それがリア友への優しさだとかそんな風に思うこともしばしば。勿論誰にとっても無関係なことに関しては違うけど。52ヘルツのクジラたちを読んで案の定というべきかPTSDを発症してしまった。夜眠れないし吐き気がするほどの頭痛がする。昔自由が丘で立ち止まって地図を確認していたら背後から知らないオバハンに背中を思いっきり叩かれたことがある。その後三年近くPTSDに苦しんだ。誰かにぶたれたりすることに超弱い。今回はそこまでのことにはならないだろうけど、これからはもっと気をつけなくてはならないなって思う。そして読んでいて書き直したい小説が出てきた。それは世の中へ出ていくものじゃない。わかってる。実力不足だし自分勝手だし、なんなら国語もできていない。それでも自分のために書きたい。そして一冊だけでもいいから形にしたい。生きていることの形に。今死んでも子供のいない私には後を次いでくれる人はいない。寂しいけれど自分が選んだ道。でもそれは自分史みたいなものだ。そのうち自分の詩集を作り、道端やカフェで手に取り読みたい。そして思うのだ。「ああ、こんな人生だった。まあこれでいいじゃないか。よかったんだ。終わりよければすべてよし」

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