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文學界ばりの作品を書いてみたい

許してくださいよー、許してくださいって、お願いしますようそんな男の声が隣から聞こえてくる。私は氷のように固まって目をムイタ。許してくださいよーお願いですよお。その声は止まらない。鉄格子にはしっと捕まりながら爪を立てぎりぎりぎりと音を鳴らしながら耳を大きくした。許してくださいよーなにをそんなに怯えたような声を出しなにを懇願しているのか、知りたい。ここは勇気を出して聞いてみようかと決心する。「あのーどうしたんですかー」ひ弱な声だった。相手に聞こえているのかわからない。「あのーなにがあったんですか?」少し大きな声を出した。すると返事がした。

これはノンフィクションだ。こんな体験した人はそうそういまい。
私は連続で小説賞に落ちて、今かなりナーバスになっている。
(ちなみに文体はドグラマグラそっくりにしてみた。)
それだけじゃなくて外は雨に生暖かい風が吹き、それなのに肌寒い。
なんて気候だ。辛い意外なニモノデモない。

昨日少しドグラマグラを読んで、ちょっと考えた。
これでもいいなら自分にだって引き出しがある。
もうエンタメ、疲れた。

そう、エンタメを考えるのに疲れたのだ。
「誰かに読まれるような作品を書きたい。感動してもらいたい」
そんな崇高な思考にすっかり疲弊した。

結局、頑張ってもだめなんじゃないの?

ああ、今まで何してたんだ。そのために努力してきたんだろ?

心の声が聞こえてくる。天使というべきか。

もう好き勝手やんなよ、どうせ長生きしないから。

心の声が、悪魔?の声がする。

なんだって、いつもこんな感じで、右往左往して結局どうするかというと、こういう時は好きにすることにしている。

そういえばついにiMacを購入した。届くのは来月で楽しみ。
しかし高いね。来月になったら、のきなみどの企業も値上げに踏み切るという本当かどうかわからない話を聞いて、焦って買った。
ついでに化粧品のシャネルも値上げするのは本当の話で購入制限まである。
ということで、いちよう前々から欲しかったものは買っておいた。

執筆する時は、朝から晩まで座りっぱなしなので、パソコンは大事だ。
使い勝手が悪くなってストレスになってはいけない。
ストレスに弱い私は家族からいつも爬虫類と言われている。

頭が疲れやすいのでいつも眠っている。今日も10時まで眠っていた。
恵まれてるって思うかもしれないけど仕事したくてもできないので仕方がないんですよ。

ああ、なんか今日は愚痴っぽい。いやだ、いやだ。

エンタメ疲れたといいながらBLの更新はした。プロット無しの作品は、ダメに決まってると思いつつ希望を見る。こんなの佳作にも入らないよという自分がいるけど書いていて楽しい。ならいいか。楽しいならいいか。楽しい万歳。

ドグラマグラ読んだ後、文學界のホームページ見て、今回の芥川賞を試し読みしてみた。なんというか、興味深かったのだ。受賞作家がカクヨムで書いていたというではないか。それもコンテストに落選しかしなかったらしい。どういう経緯で文學界に作品を送ろうとしたのか知りたい。そのシフトはどこでチェンジされたのか?それともただ平行移動していただけなのか?

私はその作品を読んで思ったのだけど、自分の恥部をさらけ出す事の恐れを告白してこその純文学なのではと。これはできるようでいてできることではない。さらけ出すなんて、家族にだってしていないのに。

そこで思い出したのは、村上春樹だ。確か「作品は奥さんには読ませませんね。だって僕の全てを知ってるから見抜かれてしまうようで」確かそんなことインタビューで言ってた。恥ずかしいよね。恥ずかしいんだよ、普通は。それをプロはやってるんだよね。まあ、実力があるからやれるわけだけど。

「私はね、こう思うんだよね、だから何?なんか文句ある?」

そう言ってみたい。

とほほ




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