見出し画像

「人生の豊かさを科学する」 読書感想

「人生の豊かさを科学する」
井上ヨウスケさん

読書感想

●読んでいて心に残ったメモをとった部分
☆そこから考えたこと


●お金を手にするためには、時間を捧げる必要がある。純資産を増やす(お金をため込む)行為をすることで、確実にその瞬間の自分はお金を使う選択から得られる喜びを未来に作先送りしている。(正確には失っている)

●お金さえあれば幸福になれるとすれば
人生は簡単そうでは無いから、時間とお金を上手に、様々な要素友人、家族、コミュニティーやりがい等に分配していく必要がある。

●人間は不必要なものを必要と思い、本当に必要なものをおろそかにしている

●最低限のお金、人間関係、生きがいや自分の存在意義を肯定する。何か健康が必要


●セネカ
「富や名声も家族ですら、すべて借り物でいつか返すものと思っておく方が良い。コントロールできないものをコントロールできると思うと苦しみが多くなる。
皇室の例も

●自分自身を改善する事
考え方を変えることで人生を良くする考え


●日本の子どもは
「どうなりたいか」は聞かれるが
「どうありたいか」と問われる事は少ない。


●あなた自身を認め、あなた自身を評価してくれる人と付き合う。自分でこのような人と出会おうと思っていなければ見逃す可能性がある。




【☆感じたこと】

☆子供のために貯めたお金運用していたら増え続けるいつ渡す?というところで
お金の使う時は難しい。
積み立てを止めることや、今までずっと続けていた貯金をやめて引き出すタイミングは難しい。ここに感情が入る。
投資なら、もっと続けていたら増えたかもと考えてしまうこともありそう。

☆まとまったお金をもらえるとして、
いつもらうか選べるとしたら
20代だと時間がある。
自由に使えることもできる。そこから生み出す価値も大きいので、20代にお金が欲しい。←井上さんの考え

私はどうだろう
20代も共感。
30代で家の購入のタイミングで家電を揃えたりすごい出費が嵩んだので、30代でも使いたいかなぁと思った。

☆いま自分が欲しいものは、本当に自分の意思で欲しいと思ったものなのか、世間の流れで自分にも必要と思っているだけではないか


☆「だから書店には成功者のおじさんが腕組みした本が平積みされるのです」というところが井上さんらしくて笑ってしまった。

☆見せびらかし消費について
消費は分類することができる。
自分の消費を見つめ直すことが大事


☆お金を増やすことが推奨される世の中という言い回しに共感した
新ニーサ最短5年で埋め尽くす人がお金持ちですごいのか??
自分もそうなりたいと思っているのか??
生活に必要な最低限のお金の他に、あと何が必要なのかな。
哲学者の言葉や、研究結果も交えながら読みやすく構成されていた。

あまりにも多い情報の中で
世間の流行りに乗って生活するのではなくてしっかりと自分と向き合っていこうと思えた

自分は何が好きなのか
誰といると、どこにいると心の豊かさを感じるのかについて、詳細に振り返り考える時間をもちたい。


もっともっと読み深めたいし
まだまだ感想を付け加えたり修正したりしたい気持ちもあるけれど、後回しにしたら振り返れなさそうなので
とりあえず今の感想をまとめてみた。

この記事が参加している募集