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【エッセイ】自分に才能が無いと気付いた話

タイトルの通り、私には何の才能もない。
中学、高校の成績は何とも言えない普通のもの。
超おバカでも天才でもない。
大学受験もそこそこ合格してそこそこ落ちた。

中学と高校どちらも弓道部に所属していた。
その中での成績もトップといえるものでは無かったし、いつも惜しいところで終わってしまう。
小学生の頃他にもスポーツをやっていたが、ドッヂボールも体操も数年習って辞めてしまった。足が速いわけでもなく、能力測定もそこそこな時点でスポーツの才能が無いことが分かる。

ちなみに中学高校と就いて着た役職は、副部長副会長でありここでもトップに立っていない。

それからピアノも6年間続けていた。しかし、目の前の発表会に向けての練習をしていると次の発表会の頃には今まで弾けていた曲が弾けなくなる。楽譜は読める鍵盤は触れる。しかし、何か特別上手に演奏出来る訳では無い。

こうして、色々な事に触れてきた割には今ここで大声で「私出来ます!」と言える事が無いのだ。

大学生になり、コミュニティが増えた。授業やサークル、ゼミ、他学科の人達のインスタ。アルバイト先など、性別も年齢も目指しているものも違う人達と出会っていくと尚更自分の無力さが浮き彫りになったのだ。

これを本格的に感じ始めたのは、大学生2年生の時。焦りと同じような感覚だった。
将来の夢は、あるにはある。
しかし、小さい時に書いた「将来の夢」から何も変わっておらず、本当にこれは自分の意思なのか?と疑うようになった。

何度も就活サイトや企業ホームページを見た。それぞれの職種業務を見て、これは私に出来ない……と思うばかりだ。

何も極めて来なかった。何となく過ごして着た自分に後悔する事が多々ある。

大人になってく今、過去に大人に言われた言葉の重みが分かるのだ。

今現在、色々なものに手をだし始めた。今更かと思われるかもしれない。それでも今しか出来ないことをやらないで損する事だけは絶対に嫌と強く思う。

探っていくうちに、何か一つでも得意だと言える事、才能だと思えることを見つけていきたい。

note運用も実はそのひとつなのだ。

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