劇場版くじらビート・感想!
さきほど、おきゅたんBot10周年記念映画「劇場版くじらビート」のリアル劇場上映を鑑賞し、帰ってまいりました!
そこでさっそく興奮が冷めないうちに感想を書いていこうと思います!
最初に結論。
めっちゃおもしろかった!
当日券で入ったんですが普通に1000円の元は取れたと感じました。
もともとおきゅたんがやっていたVR音楽イベント「くらげビート」をベースに作られた映画なので音楽が中心になっています。様々なアーティストの歌が聞けてとても楽しく飽きさせない一時間半でした。
自主映画のあり方が変わる?
わたしは終始、「この映画は『自主映画』なんだ」ということを念頭に置きながら見ていました。クラファンで資金を集めていてゴールドスポンサーに企業が名を連ねてはいますが、別に作品の内容にスポンサーが横槍入れてきたりはしていないと思うのでこれは「有志による自主映画」です。
各種メタバースプラットフォームを活用したロケ、アバターに仕込めるギミックによって作り出せる画面効果、出演者がそれぞれの自宅から参加できる手軽さなど、自主映画において存在する「画のクオリティを上げるために立ちはだかる幾多のハードル」を軒並みクリアしてできたのが今回の「くじらビート」だったのではないでしょうか。
特に不可視アバターを用いたまるでドローン撮影のようなカメラワークは実写映画では非常に困難なことを安く手軽に実現できるという大きなメリットを感じました。非常にダイナミックで「おっ」と思わせる映像がいくつかありましたね。
あと地味にこれはメタバース映画の利点だなと思ったのが「出演者全員顔がいい」ってことw
自主映画で「いかに顔のいい女性の役者を得るのが大変だったか」、については「アオイホノオ」とか読めばいいと思います。
自主映画、らしさ。
このまま大絶賛しててもいいんだけど、あえて気になった微妙なポイント。
・脚本的に説明が若干足りないようなシーンがちらほらあった
・悪役が二組織出てくるんだけどいまいち区別がつかなかった
・曲の尺に合わせるためにドラマ部分の演出が冗長になった箇所があった
…くらいかな。でもこれが、そもそも素人有志が集まって作った自主映画、しかも第一作だということを考えたらその程度しかケチをつける部分がなく、画の美しさと音楽の良さは普通に映画館での上映に耐えうるクオリティのものを出してきたことは驚愕に値しますし言ってみればそれらは「自主映画らしさ」ということだってできるでしょう。
商業映画でももっとひどいのザラにありますし。
ファーストステップ
バーチャル美少女ねむちゃんの言葉を借りれば「メタバース原住民」たちが技術と情熱とクリエイティビティでぶん殴ってくればこれだけすごい作品が作れる、ということを世に示した点において、「劇場版くじらビート」はメタバース映画史に残る重要な一本となったと思います。
これに触発されていろんな映画がこれから作られていくんだろうというワクワク感でいっぱいです。
わたしもひとつ温めているプロジェクトがあるので、今回の上映を見たことで大変勉強になりました。それこそ「空色せいら10周年」までに実現させたいですね。
おまけ:エキストラで出た自分を見て
実はわたし、おきゅたんの募集に応募してエキストラで出たんです…
それを見た感想としては、棒立ちかっこわるいw
けっこう後半の重要なライブシーンのエキストラで出させていただいて、VRChat標準エモートの組み合わせで動いてるところもあるしうまいことそういうとこを使っていただいてありがたいなーと思う反面、デスクトップ勢の悲しさで棒立ちで映ってしまうところも多々あり、「ライブで逆に悪目立ちするノリの悪い客」感を出してしまったかもしれないw
やっぱVRで動きたいな
わたしけっこうノリノリで動けるんだよ?本当だよ?
最後に
いろいろ言った後でもう一度、
めちゃくちゃおもしろかったです!
おきゅたんはじめ出演者のみなさん、スタッフのみなさん、クラファンで応援してたみなさん、当日券で見に来たみんな、お疲れ様でした!
これは歴史の1ページです。目撃できてよかった!
それでは、