書かざるを得ない小さなつぶやき

沈黙は金だけれど、書かざるを得ない小さなつぶやき。

新型コロナウイルスCOVID-19の流行をうけて、様々なイベントが中止になっています。飛び上がるほど楽しみにしていた一日、無くなってしまえばいいと願っていた一日、実際そうなるとなんだか解決しない日々、宙に浮いて消えてしまった泡みたいな日々。

小中学校の一斉休校、全例PCR検査、保険適応など、科学を信じているからこそ、我慢できない人もいる。それぞれの大切にしている文化と生活がある。政治、医療、メディア、人々のギャップを感じた人も多いかもしれない。

自分も医療人だから合理的な対策や、こんなときだからこそ人々の正しい在り方についてばかり考えてしまいがちだけれど、

学校の先生をしている友達は「ある日突然、こどもたちとの別れを突きつけられ、できる限り特別な日にしようとした2月28日。」の話をしていた。

トイレットペーパーやマスクの買い占めばかりが話題になっていますが、それぞれ不安ばかりの生活の中でも、互いを想い合う物語がたくさん存在していることにも目を向けたいと思いました。

学校や日中の居場所がなくなった長期休み、給食がなくなると丸一日食事をとらなくなるような子ども達がいます。変わらず信念をもって、危機の中で子どもたちの存在が忘れられないように活動されている団体がたくさんあります。

別れの季節、急遽大量のキャンセルが出た花屋さんのために、呼びかけを行う方もいました。花束はきっと大切なひとに届けられたでしょう。小学生のお子さんをもつお母さんの勤務調整をなんとかサポートし合う仲間たちがいます。

不安や恐怖ばかりではなく、希望と思いやりにあふれた人々の営みが、こんな日々の中にも確かに在ること、もう少し光が浴びるといいなぁ。

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noteとしてマガジンをわけました。そらいろコアラに関わる活動については「そらいろコアラ設立」マガジン、ただのぼやきについては「小児科医イエロウな日記」に書くことにしました。

さいごに、小児のCOVID-19についての科学的根拠がまとまっているページをご紹介します。

みんなの生活が、3月が、心身ともに変わらぬ日々でありますように。




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