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【団体名の由来】 そらいろって何色??

空の色は何色でしょうか。

晴れ渡る真っ青なあおいろ、海を反射した水色、すぐに思い浮かぶ空はそんな色かもしれません。

でも空の色はそれだけではありません。夕暮れの空の色、捨て去った灰のような色、真っ暗で何ひとつ見えない空の色もあります。今日みたそらの色にはもう出会えないかもしれません。なんとも名前がつけられないような色をした空をときどき目にすることもあります。

私たちがNPOをつくるにあたって組織の名前を考えるときに、「多様性」のことはもちろん考えましたが、果たして多様である必要はあるのだろうか、とも考えました。

十人十色である必要はないし、10人3色でも10人16色でもよいのではないかとも思いました。同じ人の中にも、その時々によって、いろんな気持ちやいろんな姿があるような気がしました。

多様であっても、みんなと何も変わらなくても、いつもみんなと違っても、今日だけみんなと違っても。どこで生まれて、どんな家で育ち、どんな人と出会って、窓から見えていた空がどんな色をしていたとしても。天にものぼったような気がした空も、いきていることが後ろめたくなるような空も。すべて、ありのままで受け入れられて当たり前なんだということ。そのままで、あなたは特別だということを伝え続けられる組織でありたいなと思って「そらいろ」という名前をつけました。

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こんなことを考えながら、いろんなことを期待して。

いま担当している子どもたちに「おそらのいろって何色かな?」ときいてみました。

5人中5人が「青色」「水色」、あたりまえじゃーん!!と答えました。

子どもは自由だという発想自体が、子どもたちの自由を奪っているのかもしれません。

大部屋の病室に入るたびに「ハッピーバースデートゥーユー」を全力で歌ってくれる子どもたち。ブームのようです。

毎日が誕生日みたいで幸せな気持ちになれます。









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