「とある騒音」をきっかけに賃貸物件を半年で解約することになった話
※注意※
・一部、人を選ぶ過激な表現がございます。
・個人情報の特定を防ぐため、場所や時系列を若干濁した表現を使用しております。
2022年9月某日、ソライヌはお仕事の都合で今まで住んでいた地域を離れ、とある賃貸物件にお引越しをいたしました。
その物件は駅チカ、風呂トイレ別、角部屋などなど…ソライヌが希望していたすべての条件が叶ったわけではないものの、かなりいいお部屋を借りることが出来ました。
更にお得だったのは、そこそこな良物件の家賃がかなり安かったこと。
この条件で5万円は安すぎるな…と当時は思ったんです。
そんなこんなで契約も済ませて、荷物も運んで暮らし始めたのはいいものの………住み始めて約一か月後、とある問題が浮上してきたんです。
「入るか⁉入るのか!?このままゴールを決めることが出来るのか○○選手!!ゴーーーーール!!!!日本先制点!!!!!!」(クソデカ反響音)
…
……
………
おい!!!!!!!!うるせぇよ!!!!!!!!!!!
そうです、隣人の騒音問題です。
この騒音、イヌの部屋で垂れ流してる音ではなく……隣のお部屋から漏れ出ているテレビの音なんです。
毎日24時間ずっとずっとずっっっっっと!!!!!!!!!!!!!!!
騒音が!!!!!!!!!!!!!!!!
隣から聞こえてるんですよ!!!!!!!!!!!!!
引っ越してきて始めのうちは「まぁ多少はね…生活音だしね…」と受け入れていたものの、流石に毎夜に限らず早朝も昼時も夕方も永遠に騒音を流されるとしんどくなってきます。
ただでさえ夜中は残業で疲れているのに、深夜も爆音でサッカーの中継をテレビ見るのは「やめて…やめてください…(´;ω;`)」と何度涙を流したことか。
正直この頃は、隣人の騒音が理由で若干のワールドカップアンチになってました。
マジで1ミリも関係ないのにね。ごめんね。
そもそもこの騒音、確かにお隣さんが大きな音を出していることが根本的な原因ではありますが……この音が聞こえてしまう大きな理由がもう一つあったんです。
何を隠そうこの物件、木造アパートなんです。
よくネットとかでも「木造物件はやめとけ」なんて記事が多数投稿されていたりしますが………この物件に住むまでは「いうても誇張表現なんじゃね?」と高を括っていたんです。
………うそじゃなかった(涙目)
築年数や構造にもよると思いますが、マジで冗談抜きでテレビ以外の生活音も筒抜けになるんですよ。木造物件って。
これは誇張抜きでお隣さんがトイレを流す音すら聞こえるレベルの壁の薄さ。
いつの間にかお隣さんだけでなく上階に住んでいる人の生活環境も察知できるようになるという謎特技まで身に着ける始末。
いつしか月日を重ねるごとに段々と騒音がテレビの音だけでなくなってきたのが、ソライヌのストレスを加速させる原因になっていきました。
早朝は何故か隣人の目覚まし時計で目が覚めて
(一回で起きてください。なぜ5分おきにアラームを鳴らしているのに止めないんですか)
お昼はドスドスと足音を響かせながら掃除機をかけたり洗濯機を動かしたり
夕方はお友達と電話?している話し声が聞こえてきて
(笑い声ですら壁を貫通してくる)
夜中は大音量で視聴しているであろうテレビやユーチューブの音が流れてくる。
……………これが、当時の毎日の生活でした。
音ってね、想像以上に精神的なストレスへ直結するんですよね。
「気にしすぎじゃない?」「慣れればそのうち気にならなくなるでしょ」とか言いたい気持ちもよくわかります。
……ですが当時の自分にとって最大のストレスの原因だったんです。
治りかけていた不眠症が再発してしまい、当時は割と心に余裕がまるでない生き物へと化していたような気がします。
自分の帰るべき我が家のはずなのに「家に帰りたくないな…」「いっそビジネスホテルに泊まろうか…」などと考えてしまうくらいには疲れ果てていました。
ダメ元で管理会社に相談したりもしたのですが、マトモに取り合ってもらえるわけもなく。
しかもお隣さんはかなりガタイのよさそうな若い男性(多分大学生?)で。
ソライヌが直接文句を言ったら確実に小指でひねりつぶされそうだったので……黙って過ごすほかありませんでした。
というか自分からトラブルも起こしたくないし。
つらいなぁ……しんどいなぁ……
でもせっかく引っ越した物件、そう簡単に手放すわけにもいかないのが現実です。
そう思いながら暮らし続けていたソライヌのもとにやってきた出来事…
それが【一つ目の事件】との出会いでした。
いつもと変わらない金曜の夜。
その日は珍しく隣から騒ぎ声が聞こえてくる気配がなく、落ち着いた日を過ごすことが出来たんです。
「おっ、今日はゆっくり静かに寝れそうだな。ラッキー」とウキウキでお布団に潜り込んだ矢先でした。
「らめぇぇっっ♡♡お××ぽ気持ちよすぎイッちゃうのぉっ♡♡」
…………………は?
真っ先に自分の耳を疑いました。
もしかしてとてつもない耳垢が溜まっていて幻聴でも引き起こしてしまったのではないかと。
ていうか冗談であってほしかった。
現実であってほしくないと必死に心の底から願いました。
「あっ♡気持ちい♡きもちいよ♡もっと奥ついて♡激しくして♡お××ぽでお××こバコバコしていいからぁ♡」
「イクッッ♡♡」
…………考えられることは一つだけ。
隣に住んでいるのはいかつい男性。
でも今聞こえてくるのは女性の嬌声。
騒音の主は進行形。
疑いかかるの信憑性。
お腹が痛いの胃腸炎。
そんな適当な韻を絡めてラップを踏んでる場合ではなく、これはまさしく【アレ】ですね……
_人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 隣からAVの音が貫通してきてる <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
まぁぶっちゃけね、ソライヌもいい年した大人なんで今更こういうエッチなものに対する認識や知識はあるし、それを今更見せられたところで恥ずかしがるような初心な年齢ではないんですよ。
何なら初めて遭遇してしまった時は、怒りとか呆れとかの感情が出てくる前に大爆笑してしまいました。
「えっっwwこんなエッチな同人誌みたいな展開って存在するんやww」
てな感じでね。
うん、確かに笑いました。
深夜だってのに声上げて手を叩きながらの大爆笑ですよ。
でもごめん、やっぱつれぇわ。
考えてもみてください。
寝ようとしている時に、隣から知らない女性の喘ぎ声が聞こえてくるんですよ。
大部分で括ってしまえばサッカーの実況だろうがAVだろうが騒音であることには変わりないんです。
だって!!!!!!!!!!!
隣に住んでるソライヌの部屋にまで貫通する!!!!!!!!!!
爆音で!!!!!!!!!!!
聞こえてくるんですから!!!!!!!!!!!ね!!!!!!!!!!
そんなこんなでこの一件以来、毎週金曜もしくは土曜の23時頃からは「お隣さんのAV鑑賞」という新たな騒音が追加されました。わぁい。
(ちなみにほかの曜日は大体YouTube見てる音が聞こえてくる)
無駄に曜日まで把握できるようになっちゃったよね。
あと流れてくる内容的にエステモノと痴漢モノが好きっぽかったです。
私だって好きでお隣の趣味を把握しているわけではない(突然の逆切れ)
自分で言うのも変な話ですが、割と滅多なことで怒らない自分でも流石に「これはいい加減ちゃんと忠告して対応してもらった方がよくね?」と考えることが多くなり、今までは及び腰気味だった管理会社への連絡もキチンと「何時ごろに」「どういった騒音が」「どのぐらい聞こえてくる」などのデータを収集してから実際の騒音を録音。
これらを情報として提供しつつ、管理会社にどうにかしてもらえないかの相談をするようになりました。
ちなみにこのデータを録音するためだけに騒音計をレンタルしました。
この辺りからは流石に管理会社側もヤバさを理解してくれたようで。
丁寧にこちらの話を受け入れて対応してくれるようになったので、めちゃんこ嬉しかったのを覚えています。
ちなみに連絡を入れた際に、
管理会社「ちなみに騒音に関して具体的にどんな内容で困っているなどありますか?」
ソライヌ「あ~…その…えっとですね…」
管理会社「大丈夫ですよ、この情報は他の方に直接伝えたりはしませんので」
ソライヌ「…………の音が」
管理会社「はい?」
ソライヌ「……AVのぉ……音がぁ……聞こえてくるんです……(小声)」
管理会社「………すみません、もう一度いいですかね?」
ソライヌ「………AVの喘ぎ声が聞こえてきますね(やけくそ)」
管理会社「………フフッ」
ソライヌ「(おいコラ笑い声聞こえてるからな)」
こんな感じのやり取りもありました。
なんの新手の羞恥プレイかよと思いましたね。
そんなこんなで入居者全員に騒音に関する手紙を配布してくれたり、張り紙で通告なんかしてくれたりね。
本当に、ありがたい限りですよ。
まぁこれでもだめだったんですけどね(遠い目)
緩和されるどころか余計にうるさくなっちゃったよね♡
段々とこの辺りから「隣の部屋から聞こえてくる騒音」にも頭を抱えるだけでなく
「隣の音がこんだけ響いてるってことは、イヌの声とか生活音も貫通してんじゃね?」と考え始めてしまう始末。
特にイヌは仕事の業務内容的にリモートで仕事をすることが多いので、一日中家にずっと引きこもっていることも多いんですよね。
そんなことを考え始めたら、オンラインでの打ち合わせとかキーボードのタイピング音も聞こえてるのでは……?それがほかの人にとっては騒音として認識されているのでは…?と気になってしまい、一時期はストレスも相まってとんでもなく神経質になってしまったイヌ。
…………そして訪れる、あの忌々しき【二つ目の事件】と遭遇することとなるのです……
事の始まりは今年の1月。
この日は知人と集まって久々にオフラインでTRPGを回してしてきました。
最近はコロナの影響もあって対面でTRPGをやる機会が減っていたのですごく新鮮でしたね。
(でもいっつもGMしかやれないからたまにはPLもやりたいな…という地味余談)
思いのほか長引いてしまい帰宅できたのはド深夜。
多分日付を超えていたと思います。
明日は平日。しかも強制出社しなくてはいけない日。
仕事もあるので帰ってきて早々に布団に倒れこんで寝てしまいました。
案外TRPGは脳みそを使うゲームかつ、結構体力を奪われるので疲れるんですよね。
GMはGMで色々とゲーム進行で気を使ったりしますのでね……
なんなら寝てても半分起きてる状態でいることも多いので、意識がほぼない状態で眠ったのは久しぶりだった気がします。
そんな爆睡の最中、
ドゴォッ!!(クソデカ轟音)
へ?何事?
朦朧とした意識の中、隕石でも落っこちてきたんかと思うほどの爆音が鳴り響きました。
この大きな音がなった直後から、何やら隣からガチャガチャとしたと騒ぎ声のような音が響き渡る深夜2時。
あ~…もしかしなくてもまた隣の人が騒ぎ出したんかなぁ…めんどいなぁ…
にしても今日はいつも以上に荒れてるなぁ…うるさいなぁ…
これも証拠取っておいたほうがいいのかな……管理会社に連絡入れるのは明日でもいいけど……録音できるのは今だけだし……
てか明日仕事だし……朝早いし……というかくそ眠いわ……頭が回らん……
とりあえずスマホの録音だけ回して…ねる…か……( ˘ω˘)スヤァ
気が付くと朝でした。
てかなんなら爆睡を決め込みすぎてシンプルに寝坊で遅刻しかけるというね。
あっっっ!!やっべ!!!!!
今すぐ着替えて家でないと!と思ったその時でした。
ピンポーン…
突如として鳴り響くチャイム。
えっ?てかこんな早朝にピンポンなんてされることある??
荷物頼んだ覚えもないぞ。
そんなことを考えながら玄関ドアを開けてみたら……
警察が立ってたんですよね。
…………えっ?
ポリスメン「朝早くからすみません。私●●警察のモノですが」
イヌ「は、はい…」
ポリスメン「実は昨日の夜中にお隣の方と他階層のアパートに住んでる住人さんが騒音を理由に暴行事件を起こされまして」
イヌ「はい!?!?」
ポリスメン「ていうかあなたの玄関前の共用スペースで殴りあってたらしいんですけど、気が付いてないんですか?」
イヌ「……………す、すみません…夜中だったので寝てましたね……」
ポリスメン「というわけで近所に住んでたあなたにも情報提供してほしいんだけど、なんか証言とかあります?(超絶意訳)」
イヌ「……あ~…証拠になるかはわかりませんが、昨日の騒ぎの音は録音してありますけど…(元はといえば管理会社に通告する用のやつだけど)」
ポリスメン「いいですね!なら今から署に来れます?」
イヌ「今からぁ!?!?!?」
イヌ「あ、あの…今から会社があるんですけど…」
ポリスメン「……^^(無言圧)」
イヌ「アッハイ行きます」
まさかこんな形で警察署に赴くことになるなんて1ミリも想像してなかったよね。
結局この日は会社を休んで事情徴収をすることになったとさ。
めでたしめでたし……………で、終われると思うか??
事情徴収も2回くらいすることになったし、この件以来近所の治安の悪さも目立ってきたし、ていうか事件を起こしたにも関わらず隣人は変わらず生活しているという恐怖。
も う や だ よ ぉ(´;ω;`)
……………というのがクソ物件に住んでいた頃のイヌのお話でした。
これがほんの数か月前の出来事だと思うと震えてきますね。
この事件以来、イヌの中で何かがプツっときれてしまい「よし、引っ越すか」と決意するまでに至りました。
この時が大体2月くらいだったかと。
まぁ多分精神的な限界のラインを越えてしまったんでしょうね。
というか共用部が血まみれになってるアパートに住みたいとは誰も思わんやろ。
ちなみに勘のいい方はわかると思いますが、物件を探し始めた時期は丁度引っ越しの繁忙期にあたるんです。
大学の上京や転勤などで人が移動する時期にあたるんですよ。
まぁ~~~~~~~物件探し苦労しましたねぇ。
でも何とか新しい物件を探すことが出来て、4月からあの血濡れ騒音壁貫通賃貸からオサラバし、今のお家で暮らし始めることになりました。
4~5月あたりにお仕事の募集規模が縮小したり、連絡が付かなくなったのはこの辺が理由ですね。
前回の物件で騒音で泣きを見たので、今回の物件はめちゃくちゃ慎重に選び抜きました。
音が聞こえにくい鉄筋コンクリート造の物件です!!
ホントにすごいですね。
素材一つ変わるだけでこんなに音が聞こえてこないんだって感動しちゃいました。
そのうえ前の物件よりもかなり好条件。
オートロックもついてるし浴室乾燥機まである。
引っ越した物件がよすぎてご褒美にビーズクッションまで買っちゃったもんね。
………………でも、その分、家賃もお高くなったんですけど、ね。
…
……
………
ソライヌはココナラおよびSKIMAにてお仕事を絶賛募集しております♡
台本・脚本製作を始めとした制作作業はもちろんのこと、ライティング業務であれば基本対応いたします♡(内容にもよります♡)
「音声作品の台本を探してるけど、いいのがみつからないなぁ」
「自分だけの特別なオリジナル台本が欲しい!」
「演劇のワークショップで使う寸劇台本を来週までに用意してくれないか」
などなど、ご相談だけでもお任せください♡
上記以外でもお仕事用ツイッターのDMからでもご相談いただけます♡
皆様からのご依頼お待ちしております♡
突然の宣伝、大変失礼いたしました。
正直今回記事にした内容以外にも細かいエピソードがちょいちょいあるのですが(謎に不動産屋さんと仲良くなって推し紹介したり、警察に呼ばれたことを上司に話したら何故か泣き出した…などなど)これ以上詳細に書いてしまうと短編小説並みの分量になってしまうので泣く泣くカットとさせていただきます。
というわけで、以上が騒音問題と戦うことになってしまったソライヌの怒涛の半年でした。
ここまで長々とお話させていただきましたが、とりあえずソライヌからみんなに伝えたいことはたった1つだけ。
木造物件はやめとけ。以上。
おしまい♡
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