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お金を稼ぐ事とメンタルの安定

前回は、「誰かの一押しの大切さ」について書いてみました。
今回は、お金を稼ぐこと、つまり社会で必要とされている事がメンタルの安定につながったという私の体験をお伝えします。




社会に必要とされていないと自虐の日々

「そらえ」のはじまりで書きましたが、経営していた会社の破産準備と破産後の事業整理で心身ともにボロボロになり、2020年7月には家に籠もり仕事もなく、起きて食べて寝る日々を繰り返していました。

沢山の友人からの励ましの声や、おまえなら大丈夫という期待と、自分自身も大丈夫と信じていたのに、とにかく何も出来ない自分とのギャップ。仕事をしていなくても生活費はかかるわけで、妻の貯金で食いつなぐ日々。あんなに自信満々でエネルギッシュだった自分は見る影もなく、自虐の日々でした。

たまに調子が良い時は、気持ちを奮い立たせて友人が誘ってくれた集まりなどに参加するも、昔は意識もせずできていた普通の振る舞いもできず、自分のダメさを呪ってまた自虐の日々に戻っていきました。


がんばって電車に乗って出かけた私


裁判所からの一通の手紙と「そらえ」開業

10月某日、裁判所から一通の手紙が届きました。それは私の免責(債務の免除)が決定されたという内容でした。
それを見た瞬間に、少し浮かばれたような気がして、これでやっと自身の責務を果たすことができたと思い、さあここから新しい一歩を踏み出そうという気持ちになりました。

そして、蓄えがない私には自分の経験を売るしかないと考えて、とりあえずコンサルタント業をメインにしようと考え、税務署に個人事業の開業届を出しました。

しかし、だからといってすぐに仕事があるわけではありません。
Facebookで心配をかけている皆さんに、個人事業「そらえ」の開業をお知らせしましたが、そこから破産した私がどうやって営業をしたら良いか?考えれば考えるほどわからなくなり、またずぶずぶと気分は落ちていきました。



個人事業「そらえ」の開業届け

島根での仕事

11月中旬ごろ、大変お世話になっていた島根県出身の友人から連絡があり、島根での仕事を紹介をしてくださいました。早速その紹介頂いた会社に連絡をして、内容を聞いてその仕事をする事を決めました。
そこからは10日程で、住まいのマンスリーアパートやレンタカー、行きの飛行機に仕事に必要な装備の手配をし、12月1日から島根での新しい仕事に就くことになりました。

仕事の内容は詳しくは書くことが出来ないのですが、昼夜交代で機器のメンテナンスやお客さん対応をする仕事でした。
拘束時間が長く昼夜交代というキツイ仕事では有りましたが、仕事を頂いた会社さんが私の状況を理解して下さり、12月末に振込を頂くことができて、約10ヶ月ぶりに自身の働きで収入を得たことは、私にとってこの上ない喜びでした。

そして翌年2021年3月末までこの島根での仕事を続け、島根の友人達に助けられたりして、仕事をして収入を得ることに加え、知り合いが沢山いる地元を離れて1人生活することで、だんだんと生活のペースを掴むことが出来たのでした。
そういう訳で、こうして働いて収入を得ることから、自身が社会の一員として認められているという実感を感じる事ができ、それが私のメンタルの安定にものすごく寄与しました。

とは、いってもこれでメンタルがずっと安定したわけではなく、この仕事の後の2年ほどはなかなか安定しませんでした。
このあたりはまた別の機会にお伝えしようと思います。



最後に

ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。
ここでは、私の想いや活動などを書いていきたいと思います。
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