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【飲食業界】3/28ニュース~「年収の壁」英国では?・外食売上2月23.5%増・ココイチ値上げで純利益上振れ~

おはようございます。
本日も飲食業界に関するニュースを解説していきます。

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本日は「年収の壁」について、少し長い解説になりましたので、解説は2記事になっております。
飲食店経営においては避けては通れない話題となりますので、情報を入れておいて損はありません。

「年収の壁」英国では低く
保険料発生でも収入急減せず 日本、抜本見直し急務

配偶者の収入が増えると社会保険料の支払いが発生し、手取りが減る「年収の壁」の問題が深刻になっている。時給が上がった人が働く時間を抑えるようになると、年収が増えない上に企業が人手を確保できない。解決には制度の抜本的な見直しが必要との指摘は多い。保険料の負担が段階的に増え、手取りの急減を避ける英国の制度が参考になる。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230328&ng=DGKKZO69641020X20C23A3EP0000

【解説】

日本では、収入が「106万円の壁」「130万円の壁」を超えると手取りがそれまでより減ってしまいます
105万円分働いた場合よりも110万円分働いた場合の方が収入が少なくなってしまいます。
働く側は物価上昇に対して収入をあげることが難しくなります。企業側からしても、人手不足のために時給を上げても1人当たりの働ける時間が少なくなるため、人手不足は解消されません。
「年収の壁」によるパート主婦・学生の就業制限への対策として、日本政府は社会保険料を企業が肩代わりし、助成金を支給する方針で検討しています。
しかし、この政策は社会保険としては適切なのか疑問の声が上がっています。そちらについては下記の記事をご覧ください。

英国の保険料の制度では、「働く時間が増えても収入が減る」といった現象は起きない仕組みになっています。
一定額の収入を超えた分に対して保険料がかかってくる仕組みとなっているのが大きな理由となっているようです。

【所感】

英国の制度はなるほど!と言わざるを得ないですね。

日本で生活をしていた場合、年収の壁で収入が減少することは当然のように考えていましたが、普通に考えればおかしな話ですよね…

就労制限を考えることは飲食店の店長にとって避けては通れない課題です。従業員一人一人の収入・週の労働時間を計算しながらシフトを組むことは本当に負担ですよね。Wワークの従業員の場合は更に難易度が上がります。
収入の計算は個人の問題のはずですが、従業員はどうしても店長に相談してきますよね…
その悩みが無くなれば、シフト作成もかなり楽になると思います。

外食売上高2月23.5%増

日本フードサービス協会(東京・港)が27日発表した2月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比で23.5%増だった。新型コロナウイルスの感染が収束傾向になったことや気温の上昇もあり客数が増加。原材料高などを背景にした値上げで客単価も上昇した。新型コロナの感染拡大前の2019年2月と比べても3.8%増だった。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230328&ng=DGKKZO69640810X20C23A3TB0000

http://www.jfnet.or.jp/files/getujidata-2023-02.pdf

【解説】

外食業界の売上が回復傾向に向かっています。
自分のお店の業態はこちらのデータと比べていかがでしょうか?
規制などのが緩和された現在、19年比を参考にするのが良いでしょう。

ファーストフード業態は「麺類」を除き、19年比を越えた回復を見せています。しかし、その他の業態は前年比以上の回復は見せているものの、19年までは回復しきれていない状況です。
3月13日からマスクの着用が個人の判断になり、環境は19年頃まで戻ってきています。今後は19年比を基準に考えていく必要がありそうです。


【飲食業界ニュースまとめ】


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