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『私もまだみつけていない私をみつけた』を読んで

AZさんのご著者、初のエッセイ本
『私もまだみつけていない私をみつけた』
を読んで、感じたことを綴りたい。

私は本を読むのが好きだから
読んできたほうだと思うけど
感想文やレビューを書いたことがない。
読書感想文も苦手だった。

理由は読んでいる最中は
気づきを得たり、胸に響いて涙したりするのに
読み終えたときには、その内容を
詳しく覚えていないからだ。
体感だけが残る感じで、細かいことは
忘れてしまう。

それでも今回、書こうと思ったのは、
それがこのエッセイを通して今のAZさんをありのままみせてくださったことへの、
お返事というか、お礼というか、
感謝を伝えることになるかなって思ったから。
飾らずにAZさんを伝えてくれたんだから
わたしも飾らずに伝えたいと、そう思った。

ネタバレとかその辺わからないので、
特に響いてきたことを書けたらと思う。

発売日に近所の書店で購入した。
(初めて予約注文したー!)
手に取って、めちゃくちゃ笑顔で店員さんに
お礼を言った。まさか発売日に北海道にくると思ってなかったから。

そして、帰り道に帯を読んで、
もう泣きそうになって、すぐに読めなかった。
1日目に98ページまで読んで
2日目に最後まで一気に読んだ。

エッセイ書けない〜!ってなって
自分に向き合って、毎日に向き合って、
結果自分を信じようってなったAZさんに
無意識に自分を重ねた。もちろん同じ経験はしていないけど。

そうだよな、わたしはわたしに
信じて欲しいんだ。
何度も思い出しては忘れそうになる
わたしを信じるということ。
そして、
AZさんの飾らない日常を
一緒に追いかけながら、
愛おしさがどんなところにあるかを
感じていた。

特別な何かや、新しいこと
流行りのものや、映えるもの
そういうのも好きだし、好きでいいけど
愛おしさは、もっと普通のとこにある。
何気ない会話や、表情、想い。
愛おしいものは美しいんだなって思った。
それは見た目が整ってるとかそういうんじゃなくてね。

そんな感じで響いたページのひとつ目は
111ページ。

2日目読み始めた2章の途中から、
もうAZさんの言葉は軽くなってきていた。
軽いってのは、言葉が出てくるって意味で。
きっと本当の音だからだろうなぁ。

AZさんは今までも(エッセイを出すまでも)
ご自身のうまくいかない部分も、わたしたちに
見せてくれていた。そのままのAZさんを見せてくれるのが本当に魅力的で、何度も救われてきた。

何かに挑戦しているとき、その裏側というか、
途中経過を見せてくれる方ってそんなにいないもの。だけど、その見えない部分こそ、人間味があって美しいことを、改めて感じた。

今回のエッセイ本では、さらにさらにプライベートなAZさんがそこにいた。
日常を細かく感じて表現することは、
こんなにも鮮やかでおもしろいんだなって
感じた。もちろんそれは、AZさんが自分をエッセイを書くことを諦めずに、自分を生きると、愛すると決めたからできたこと。何者でもないAZさんをご自身で認めたからこそ。
そして、そんなAZさんを美しいと感じたわたしも、きっとそれを望んでる。
(表現方法は違うとしても)

ふたつ目にわたしの心に真っ直ぐに刺さったメッセージは204ページにあった。

自分のことかと思うくらいに、
言語化されていて、時が止まった。
そこから残り少ない最後まで読み終えて
わたしはしばらく放心状態だった。

身体が熱を帯びてるのを感じて、
これは大切なことのサインだなって、わかった。

言葉にならない。
そう言って、それ以上語らなかったこと。
それ以上感じなかったこと。
それっぽいことを言って、きれいにおさめてきたこと。
わたしの本音がそこにあるって(そこにも)
わたしはわかってる。
そこを大事にしたいのも、
それも含めてわたしのありのままなのも
むしろそこがわたしなのも、
きっともう、わかってる。

AZさんのエッセイ本に出会えて、
読むことができて、よかった。
最後まで書いてくださり、届けてくださって
ありがとうございます。
細かいところで、もっといっぱい共感したり思うことがあったりして、面白かったし、
パートナーシップはずっと課題だから、
勉強にもなりました。
今の私の飾らない文章になったかな。というか感想文になってるのか。
指が動くままに書きました。
まだかっこつけてる気がするね。
このnoteを第一歩にしたいな。

よし寝よう。
今日もいい日だった。
sora.

やりたいをやっていく。行きたい場所、会いたい人に会いに行く旅をしたい、そんな夢を描いています。サポートしていただけたら嬉しいです。 みんながわくわくして自由に選択できる世の中、最高に楽しいに決まってる✨